701 ページ34
虹上「ひゃあああぁあああー!?す、すみません!許して下さいぃいー!」
空「お、落ち着いて下さい。私です。空です」
虹上「えっ?あ…そ、空さん?それに…」
歌舞谷「………。」
虹上「か、歌舞谷さん!?」
モノクロウ「うむ。久しぶりだな、虹上さん」
虹上「も、モノクロウさんまで…!?」
空「虹上さん。貴方、そこで何をしていたんですか?」
虹上「み、皆さんこそ、どうやってここに入ってきたんですか?何度もドアを開けようとしたんですが、ビクともしませんでしたよ!?」
モノクロウ「そうだろうな。2人は俺が連れて来たんだ。この場では、場所の座標が指定されて居ないから、管理者でなければ移動出来ないからな」
虹上「?よ、良く分かりませんが…元に戻ったんですね、モノクロウさん…」
歌舞谷「……この……」
空「歌舞谷さん?」
歌舞谷「アンタには反省ってものが無い訳!?」
バシンッ!
次の瞬間、歌舞谷さんは虹上さんの頬を叩きました。この空間に叩いた音と、虹上さんの悲鳴が響き渡ります
虹上「い、痛い…痛いです…」
モノクロウ「な、何をしているんだ!?歌舞谷さん!暴力は……いや、俺はもう教師では無いし、校則もないから止める権利はないが…」
空「いえ、この場合は止めて下さい。歌舞谷さん、何をそんなに怒っているんですか?ここにAが居たら、大変な事になってましたよ」
歌舞谷「例えここに琴宮が居ても、私は虹上を叩いてたわよ!だって、この子…あんな事をしたのに、謝りも反省した素振りも見せないじゃないッ!この子は私達全員を殺そうとしたのよ!?」
虹上「!?…ご、ごめんなさい…。でも、僕は…僕は…」
そう言うと、虹上さんは静かに泣き始めました
空「………。…止めて下さい、歌舞谷さん。もう終わった事です。それに、虹上さんには聞きたい事も多いですから」
歌舞谷「ッ!!」
バシンッ!と、また叩いた音が響き渡ります
虹上「痛ぁっ!!」
空「…歌舞谷さん…」
歌舞谷「分かってるわ。これで、チャラ…にはならないけど、一先ずは話を聞くわよ」
空「…そうですか。では、虹上さん。今回の件を通して、良く分かったでしょう?三王寺さんの味方をしても、意味が無いという事に」
虹上「………。」
空「貴方達が幕之内さんを殺されても尚、計画を諦めなかった事は理解出来ます。貴方達にもそれなりの過去があり、今の状態を続ける為には『天運』が必要なのですから」
59人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ホルン(プロフ) - NANAさん» コメント、ありがとうございます!イラストは下手なりに頑張って描いたので、そう言って貰えて凄く嬉しいです!これからも早め更新を頑張りますね! (2022年10月30日 20時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - nyankitさん» コメント、ありがとうございます!そう言って下さると嬉しいです!ようやく6章に入ったので、これからも読んで下さると嬉しいです! (2022年10月30日 20時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - 続編、おめでとうございます!イラストが本当に素敵です! (2022年10月30日 15時) (レス) @page1 id: db1e235f81 (このIDを非表示/違反報告)
nyankit - おぉぉ!いよいよ16までいきましたか……イラストに居る3人とも全員可愛すぎます! (2022年10月30日 13時) (レス) @page1 id: b2849619e2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ