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モノクロウ「出来るぞ。信じないのなら、実際にこの場でやってみせるか」
歌舞谷「え…ちょっ!」
そう言うと、モノクロウさんは歌舞谷さんに触れます。その次の瞬間…
歌舞谷「えっ…」
そこには、ピンク色の髪に、青色の服。いつもの、見慣れた高校生時代の歌舞谷さんが立っていました
歌舞谷「な、何!?私の姿が…」
モノクロウ「これで、分かっただろう?」
モノクロウさんが再び歌舞谷さんに触れると、歌舞谷さんは先程の大人の姿に戻り
モノクロウ「まぁ、本来なら出来なかったんだが…今はこの状態でセキュリティがボロボロだからな。これ位なら、直ぐにでも実行出来るんだ」
と、モノクロウさんは説明を続けます
モノクロウ「それで、話を加賀鈴君に戻すが…空さんの言うように、俺は現実にある接続装置をこの仮想世界に呼び出したんだ。実際に、お前達の今の状況を見て貰う為とこの…装置にあるデバイスで情報を提供する為にな」
空「デバイス?」
モノクロウ「そうだ。確か、この辺に…うむ。あったぞ」
モノクロウさんは装置に触れてそう言うと、あるボタンを押します。すると
ビュン
と、音を立てて、目の前に加賀鈴さんのプロフィール画面が表示されました
空「!これ…加賀鈴さんのプロフィールですよね?かなり細かく書かれているようですが…」
モノクロウ「うむ。ここに表示されているのは、黒幕側である俺達が加賀鈴有理について知っている全情報だ。読んでみてくれ」
私達は疑問に思いながらも、言われるがまま、そのプロフィールに書かれている情報を見てみます。すると、そこにはこう書かれていました
名前・加賀鈴有理。日本とロシアの混血。20代半ばの若さで加賀鈴財閥を受け継いだ。極度の男嫌いだが、人の能力を見抜く事に優れ、加賀鈴財閥を更に高いレベルに発展させた
独自に開発した宇宙飛行サポート用AI『ガラス』を利用し、事業に大きく貢献し、次世代の希望の象徴となった。過去にある少女から影響を受け、女性の為に自分の全てを捧げる覚悟をし、実際に女性福祉にも多くの支援を施した
歌舞谷「な、何か凄い業績ばかりだけど…でも、これは加賀鈴そのものとも言えるわね」
空「はい。身体が大きいだけで、性格そのものは私達の知っている加賀鈴さんと変わらないですね。それで、これが何だというんですか?モノクロウさん」
モノクロウ「?何だというのか、って……まさか、覚えていないのか?空さん」
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ホルン(プロフ) - NANAさん» コメント、ありがとうございます!イラストは下手なりに頑張って描いたので、そう言って貰えて凄く嬉しいです!これからも早め更新を頑張りますね! (2022年10月30日 20時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - nyankitさん» コメント、ありがとうございます!そう言って下さると嬉しいです!ようやく6章に入ったので、これからも読んで下さると嬉しいです! (2022年10月30日 20時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - 続編、おめでとうございます!イラストが本当に素敵です! (2022年10月30日 15時) (レス) @page1 id: db1e235f81 (このIDを非表示/違反報告)
nyankit - おぉぉ!いよいよ16までいきましたか……イラストに居る3人とも全員可愛すぎます! (2022年10月30日 13時) (レス) @page1 id: b2849619e2 (このIDを非表示/違反報告)
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