検索窓
今日:5 hit、昨日:8 hit、合計:7,809 hit

687 ページ20

モノクロウ「それについては、お前達も5番目の島のホテルで散々と話していたじゃないか」

歌舞谷「!?ちょっ…な、何でアンタがそれを知ってるのよ!?」

モノクロウ「当然だろう?一応、俺はこの世界の管理者の役割を持っているからな。島の出来事は全て把握している。そして…見ての通り、現在この仮想世界は外部からの介入によってエラーが発生した状態なんだ。その為、今まで制限が掛かっていた情報も俺は知る事が出来ている」

歌舞谷「なら、その情報を早く教えなさいって!」

モノクロウ「言われなくても、そのつもりだ。だが、この情報を伝えるには、俺が言うよりも直接見て貰った方が早いと思ってな。だから、場所を早く移動するぞ。実を言うと、こんな話をしている時間も余りないからな」

空「……分かりました。今はモノクロウさんを信じます。案内して下さい」

モノクロウ「うむ。では2人共、その場で目を瞑ってくれ」

空「目を…?」

歌舞谷「どういう事?何で、移動するのに目を瞑る必要があるのよ?」

モノクロウ「それが移動手段だからだ。一先ずは目を瞑ってくれ。不自然な座標値連結の為、移動間に多少の目眩が発生するかも知れないが…その点はご了承願う。では、行くぞ!」

そのモノクロウさんの訳の分からない説明に、一先ずは目を瞑ります。すると…

空「ッ!!」

何でしょう?急に目眩が…少し気分が悪いですね

そう思っていると

モノクロウ「到着したぞ。ここが第一の特異点だ」

その言葉に私達は目を開きます。そして…

空と歌舞谷「!?」

目の前の光景に目を疑いました。何故なら、ここは先程までいた海辺ではなく…私達が知っている場所。1番目の島で殺人が起こった『上原鐘楼』だったからです

歌舞谷「え?こ、ここって…鐘楼じゃない!?どうして、こんな所に…?」

モノクロウ「うむ。歌舞谷さんの言う通り、ここは最初の殺人事件が起きた上原鐘楼だ。この仮想世界では、 殺人事件は非常に大きな意味を持っている。さぁ2人共、こっちへ来てくれ」

そう言うと、モノクロウさんは羽を広げ、飛んで行きます

空「行きましょう、歌舞谷さん」

歌舞谷「う、うん!」

私達もそんなモノクロウさんを追いかけて、鐘楼の奥に向かいました。すると…

空「…?何ですか?あれは…」

そこには見た事がない機械が設置されていました。どうやら、その機械に誰かが入っているようです。あれは…

空「えっ…加賀鈴さん!?」

688→←686



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (18 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
59人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ホルン(プロフ) - NANAさん» コメント、ありがとうございます!イラストは下手なりに頑張って描いたので、そう言って貰えて凄く嬉しいです!これからも早め更新を頑張りますね! (2022年10月30日 20時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - nyankitさん» コメント、ありがとうございます!そう言って下さると嬉しいです!ようやく6章に入ったので、これからも読んで下さると嬉しいです! (2022年10月30日 20時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - 続編、おめでとうございます!イラストが本当に素敵です! (2022年10月30日 15時) (レス) @page1 id: db1e235f81 (このIDを非表示/違反報告)
nyankit - おぉぉ!いよいよ16までいきましたか……イラストに居る3人とも全員可愛すぎます! (2022年10月30日 13時) (レス) @page1 id: b2849619e2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ホルン | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年10月30日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。