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モノクロウ「それについては、お前達も5番目の島のホテルで散々と話していたじゃないか」
歌舞谷「!?ちょっ…な、何でアンタがそれを知ってるのよ!?」
モノクロウ「当然だろう?一応、俺はこの世界の管理者の役割を持っているからな。島の出来事は全て把握している。そして…見ての通り、現在この仮想世界は外部からの介入によってエラーが発生した状態なんだ。その為、今まで制限が掛かっていた情報も俺は知る事が出来ている」
歌舞谷「なら、その情報を早く教えなさいって!」
モノクロウ「言われなくても、そのつもりだ。だが、この情報を伝えるには、俺が言うよりも直接見て貰った方が早いと思ってな。だから、場所を早く移動するぞ。実を言うと、こんな話をしている時間も余りないからな」
空「……分かりました。今はモノクロウさんを信じます。案内して下さい」
モノクロウ「うむ。では2人共、その場で目を瞑ってくれ」
空「目を…?」
歌舞谷「どういう事?何で、移動するのに目を瞑る必要があるのよ?」
モノクロウ「それが移動手段だからだ。一先ずは目を瞑ってくれ。不自然な座標値連結の為、移動間に多少の目眩が発生するかも知れないが…その点はご了承願う。では、行くぞ!」
そのモノクロウさんの訳の分からない説明に、一先ずは目を瞑ります。すると…
空「ッ!!」
何でしょう?急に目眩が…少し気分が悪いですね
そう思っていると
モノクロウ「到着したぞ。ここが第一の特異点だ」
その言葉に私達は目を開きます。そして…
空と歌舞谷「!?」
目の前の光景に目を疑いました。何故なら、ここは先程までいた海辺ではなく…私達が知っている場所。1番目の島で殺人が起こった『上原鐘楼』だったからです
歌舞谷「え?こ、ここって…鐘楼じゃない!?どうして、こんな所に…?」
モノクロウ「うむ。歌舞谷さんの言う通り、ここは最初の殺人事件が起きた上原鐘楼だ。この仮想世界では、 殺人事件は非常に大きな意味を持っている。さぁ2人共、こっちへ来てくれ」
そう言うと、モノクロウさんは羽を広げ、飛んで行きます
空「行きましょう、歌舞谷さん」
歌舞谷「う、うん!」
私達もそんなモノクロウさんを追いかけて、鐘楼の奥に向かいました。すると…
空「…?何ですか?あれは…」
そこには見た事がない機械が設置されていました。どうやら、その機械に誰かが入っているようです。あれは…
空「えっ…加賀鈴さん!?」
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ホルン(プロフ) - NANAさん» コメント、ありがとうございます!イラストは下手なりに頑張って描いたので、そう言って貰えて凄く嬉しいです!これからも早め更新を頑張りますね! (2022年10月30日 20時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - nyankitさん» コメント、ありがとうございます!そう言って下さると嬉しいです!ようやく6章に入ったので、これからも読んで下さると嬉しいです! (2022年10月30日 20時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - 続編、おめでとうございます!イラストが本当に素敵です! (2022年10月30日 15時) (レス) @page1 id: db1e235f81 (このIDを非表示/違反報告)
nyankit - おぉぉ!いよいよ16までいきましたか……イラストに居る3人とも全員可愛すぎます! (2022年10月30日 13時) (レス) @page1 id: b2849619e2 (このIDを非表示/違反報告)
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