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私は_______________彼女の手を掴む事は出来なかった

虹上「お…お姉ちゃああああああんっ!!」

いろはの叫び声が遠ざかる

「………。」

…ごめん。ごめんね…

歌舞谷「嫌よ…わ、私はまだ…っ!!」

ガシャン

空「歌舞谷さっ…」

続いて、夜子ちゃんも首輪を付けられ、凄い力で引きづられていく

空「…あ、あぁあ…」

ガシャン

前田「空ッ!!」

空「前田さん!!」

前田君が空に向かって手を伸ばし、空もその手を必死に掴もうとするが…

空「う…っ!!」

その手が届く訳もなく、空はそのまま処刑台について行かれる

前田「空…っ!!」

ガシャン

前田「………。」

「……前田君。最後にこれだけ。話…聞いてあげられなくて、ごめんね」

前田「ッ!?」

そう言うと、前田君は驚いた顔をして私を見る。そして、一言も発せずにそのまま処刑台に連れて行かれた

三王寺「ふふ…さぁ、いよいよフィナーレです」

「………。」

処刑台に連れて行かれた彼らは、それぞれのオシオキを受けている。私はそんな彼らを見て、あの人との会話を思い出した


「………。」

???「はぁ?アイツなんて、ただの捨て駒に決まってるでしょ?いくら凄い才能を持っていても、それを使いこなせなきゃ意味ないのよ」

「………。」

???「だから、アタシはアンタを手に入れたがってるんじゃない。その…『天運』とかいう力の加護を持ってる上で、優秀なアンタをね。運だけが頼りの奴なんて、アタシの計画の中じゃ、邪魔にしかならないのよ」

「………。」

???「だから、何度言わせる訳?アイツは『適当な理由を付けて、捨てた』んだってば。アンタの言う通り、アタシはアイツの事なんて、どうとも思ってないのよ」



_______________茜、空ろ。君達が私を置いて行ったのは、『私を守る為』だと空は言っていたけど…もし、それが真実だとしても、君達が死ぬ必要なんて、本当に無かった。君達が死ななければ、こんな事にはならなかったのに…

そう思っていると

ジ…ジジ……

と、嫌な音が聞こえた。その音に周りを見渡すと、プログラム上の所々でノイズが発生している

「…?」

どういう…ま、まさか…!?

これを見て、状況をいち早く理解した私は

「帝ッ!!」

三王寺「!」

咄嗟に帝の手を掴む。その次の瞬間…

ブチンという音を最後に



_______________私達の意識は完全に途切れた

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ホルン(プロフ) - ふぇるまーさん» コメント、ありがとうございます!予想外の展開だったみたいで、良かったです!6章でも色々な展開を考えて行きたいと思います! (2022年10月23日 21時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
ふぇるまー - タイトルまで伏線だったなんて、、、! (2022年10月23日 20時) (レス) id: 6452396e63 (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - ライさん» コメント、ありがとうございますライさん!展開を色々と考えて書いたので、そう言って貰えて嬉しいです!これからも更新頑張りますね✨ (2022年10月23日 19時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - おうのぅ…そういうことだったのか…マジかよ…更新されるたびワクワクしてます!これからも頑張ってくださいねー! (2022年10月23日 18時) (レス) @page44 id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - NANAさん» コメント、ありがとうございます!そう言って貰えて嬉しいです!ようやく5章が終わるので、引き続き早めに更新出来るように頑張りたいと思います✨ (2022年10月23日 13時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ホルン | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年9月4日 13時

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