黒幕側の超高校級の？？？【１５】

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全員「！？」

歌舞谷「え…？」

前田「ど、どういう事…？空」

空「…そのままの意味です。この手帳は…生徒手帳ではありません」

虹上「え…ええぇえええー！？」

歌舞谷「生徒手帳じゃない…？な、なら、それは何なの…？その手帳はどう見たって、生徒手帳で…」

三王寺「それはそうでしょう。見た目は皆さんが持っている生徒手帳と同じように作っていますので。ですが、中身は全く異なります。『チャット機能』『リセットコード』などの基本的な項目に加えて、その手帳にはその手帳にしかない項目がいくつか存在するんです。まぁ、正式な名前はありませんが…付けるとするなら、『黒幕手帳』と言った所でしょうか」

前田「黒幕、手帳…？」

「…ハァ。本当…皆の手帳もこういう物だと思ってたのに、私だけ特別性だとは驚きだよ。『チャット機能の活用は見せてと言われたら終わり』という理由で、最初の島で使うのを禁止にするように帝と話していたんだけど……チャット機能を使えば、この事にいち早く気付けたかも知れないし、もっと活用するべきだったね」

歌舞谷「こ、琴宮……アンタ…」

「？」

私が疑問に思っている中、夜子ちゃんは叫んだ

歌舞谷「アンタはそれでいい訳ッ！？」

「えっ…？」

歌舞谷「さっきから聞いていれば、訳分からない事ばかり言って…何が計画通りに動いただけよ！三王寺はアンタを利用したのよ！？利用して、讀賣を殺したの！！アンタはそれを受け入れる訳！？」

「………。」

三王寺「おや、それは流石に聞き捨てなりませんね。私はお姉さんを利用などしていません」

歌舞谷「よく言うわ。アンタは琴宮に真実を隠して、勝手に権限を使って校則を追加して讀賣を殺した。これを利用と言わずになんて言うのよ！？」

すると、帝は物凄い威圧感を放って口を開く

三王寺「黙って下さい」

全員「ッ！！」

三王寺「貴方達には到底理解出来ないでしょうが…仕方なかったんです。お姉さんに言った所で、それはお姉さんの首を絞めるだけなのですから」

歌舞谷「な、何言って…」

夜子ちゃんが言葉を続けようとした、その次の瞬間

モノクロウ？「流石に時間が押しています」

全員「！？」

モノクロウ？「これ以上待つ事は出来ません。強制的に、シロの処刑を開始します」

虹上「そ、そんな…ま、待って下さい！」

モノクロウは、そんないろはの訴えを無視し、「それでは…」と言葉を続ける

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