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空「トリックアートは『特定の視点』で見る事を念頭において、描かれるものです。つまり、扉の所では遠近法により、橋などなく、外の景色が広がっているように見えますが…前田さんの言う通り、実際に渡ってみると、その正体に気付くことが出来ます」

「…理屈は勿論分かるんだけど…まず、空ちゃんはどうやってこの事実に気付いたの?」

空「…勿論、私も最初は疑いもしませんでした。初めてこのドアを開けた時に、咄嗟に脳が勘違いして、落ちた感覚まであった位ですから。ですが、やはり違和感を感じたんです。______________風が全く吹かないことに

全員「!?」

前田「た、確かに…ここはかなり高い、高層ビルだから。本当に橋がなかったなら、気圧差の為に、かなりの風が吹くはずだね」

歌舞谷「私達は実際に確認した訳じゃなくて、空から話を聞いただけだったから…この事実は、空しか気付くことが出来なかったのね」

空「…はい。これで連結橋が使える事が証明されました。では…」

虹上「……!!…!!」

空「戻りましょうか。…学級裁判場に」

これに、私達は頷き、学級裁判場に戻った。そして…

空「虹上さん」

虹上「………。」

歌舞谷「何とか言いなさいよ!?虹上!」

虹上「………。……う、うぅ…」

すると、いろははこれでもかと言う程に顔を青ざめ、泣き始める

「いろはちゃん…」

歌舞谷「こんなの、もう決まったも同然じゃない」

前田「そうだね。でも…一つだけ疑問があるんだけど。琴宮に疑いがかかった時も、話に出たけど…映写機の密室トリックも、絵のトリックも、かなり高度なものだった。この一連のトリックを虹上が思い付けるのかな…?」

虹上「そ、そうですよ!ぼ、僕の馬鹿な頭でこんな高度なトリックが思い付ける訳ないじゃないですか!?」

歌舞谷「自分で言う!?」

空「まぁ、そうですね。ですが、この部分も反論が可能です。恐らく、今回の犯行は虹上さんの単独行動ではありません。虹上さんのトリックに協力した『共犯者』が居たんです」

歌舞谷「きょ、共犯者…!?」

「………。」

空「はい。それが誰なのかは、もう一目瞭然です。先程の連結橋の延長線上なのですが…実際に使う事が出来た連結橋を私達が使えないと思っていたのは、『連結橋はバグにより使う事が出来ない』という偽情報の為でした。…もう分かったでしょう。私達に誤認識を植えた人、その人が共犯者です」

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ホルン(プロフ) - ふぇるまーさん» コメント、ありがとうございます!予想外の展開だったみたいで、良かったです!6章でも色々な展開を考えて行きたいと思います! (2022年10月23日 21時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
ふぇるまー - タイトルまで伏線だったなんて、、、! (2022年10月23日 20時) (レス) id: 6452396e63 (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - ライさん» コメント、ありがとうございますライさん!展開を色々と考えて書いたので、そう言って貰えて嬉しいです!これからも更新頑張りますね✨ (2022年10月23日 19時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - おうのぅ…そういうことだったのか…マジかよ…更新されるたびワクワクしてます!これからも頑張ってくださいねー! (2022年10月23日 18時) (レス) @page44 id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - NANAさん» コメント、ありがとうございます!そう言って貰えて嬉しいです!ようやく5章が終わるので、引き続き早めに更新出来るように頑張りたいと思います✨ (2022年10月23日 13時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ホルン | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年9月4日 13時

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