525 ページ9
讀賣「いや、姉さんはあの時、気絶していた訳だし、僕の行動も行動理由も知らなかった。本当に何を見逃したんだ…？」
歌舞谷「ね、ねぇ。それじゃあ、火事は何なの？前田の為に死のうとするなら、わざわざ火事を起こす必要なんて無かったのに」
橋本「火事は河西慎二が意図した事じゃなかったのかもな。動力室の機械が破損されてるのを見て、進んで打撲痕を作って死のうと思ったが、人間の身体は案外丈夫なんだ。身体を強くぶつけたとしても、簡単には死なない」
三王寺「まぁ、河西君もそんなに頭が良い訳ではありませんから」
虹上「それなら、同じようにガラスで自分を刺せば良かったのに」
「刃物で自分を傷付けるって、かなり難しい事だよ。銃と違って、確実に急所を強く刺さないと即死出来ない。私や橋本君なら兎も角、他の皆には人体の即死出来る急所の知識なんてないでしょう？その状態での刺殺への恐怖心は計り知れない。河西君も刃物で自分を刺す事には、思う所があったんだろうね」
三王寺「さて、大体一段落したので纏めますと、河西君は何とか自分の命を絶つ為に足掻いて、機械が壊れて起きた火事に身を委ねた…という事ですね」
橋本「まぁ、俺達がいくら推理した所で誰もアイツの自 殺を直接見た訳じゃないから、確かじゃないが、事件の顛末を考えるとその可能性が１番高い」
前田「兄貴が僕を守る為に自 殺した……？どうして？僕は兄貴を刺したのに……讀賣の言葉を信じて、兄貴が内通者だって…それなのに…っ！」
空「前田さん…」
歌舞谷「この……ッ！全部アンタのせいよ、讀賣日經！」
…日經のせい、か。今回のこの作戦は本当にやってはいけない事。最悪自分が死ぬ可能性だってある。なのに、そんな危険を犯してまで彼をそこまでさせたもの。それはきっと帝を殺すためと
______________何の為に僕がボイドを裏切って三王寺に対抗したと思ってんだ！何の為に僕がこの島で、こんな事をしたと思ってんだよッ！！
私のためなのだろう。私が日經に手を貸していればきっと、こうはならなかった。だから…
「それは違うよ、夜子ちゃん。今回の事は全部私のせい。私が逃げたから…」
空「逃げた？」
歌舞谷「何なの？琴宮も讀賣も訳の分からない事ばかり言って……そんな事は今はどうでもいい！何でこんな事をしたの！？何で私達に嘘をついたのよ！！」
讀賣「……一先ず裁判を終わらせよう。まだやるべき事が残ってるから。おい、モノクロウ。投票を始めてくれ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 44人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ホルン(プロフ) - mineさん» ありがとうございます！そう言って貰えて、凄く嬉しいです！！一応、私なりに色々な展開を考えているので、引き続きこの小説をよろしくお願いします！ (2022年5月11日 15時) (
レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
mine(プロフ) - コメント失礼いたします。いつも楽しく見ています!!更新楽しみにしております(*^^*)頑張ってください✨ (2022年5月11日 14時) (レス) id: 5d50a221de (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - 乱さん» お久しぶりです！乱さん！コメントありがとうございます！これからも早めに更新出来るように頑張りますので、引き続き読んで下さると嬉しいです！ (2022年5月10日 23時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
乱(プロフ) - お久しぶりです。 続編、おめでとうございます。 (2022年5月10日 22時) (レス) id: 1ce3fcfdb7 (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - YUI*pさん» コメントありがとうございます！そう言って貰えて嬉しいです！！これからも出来る限り早めに更新出来るように頑張りますね！ (2022年5月8日 21時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ホルン | 作成日時：2022年5月2日 13時
