523 ページ7
讀賣「三王寺を殺す事については本気だよ。ただ、君達に全てを話す事は出来なかっただけ。全ては三王寺帝を殺す為の一環だった。空、お前が余計な事をしなければ、計画は完璧に成功したのに…ッ！」
「………。」
空「私が、余計な事をした？」
歌舞谷「計画って、何よ？それ」
讀賣「……全部話すと長くなるけど、簡単言うと『前田勇気を殺人犯に仕立て上げること』。これが今回の事件における僕の最大目標だった」
前田「！？な、何だって？」
空「前田さんを殺人犯に？何故ですか？そんな事をして、貴方に一体何の得が、、」
虹上「あ、ああぁああぁああー！？」
歌舞谷「！？な、何よ！？虹上！何か分かったの？」
虹上「えっ！？い、いえ。何でも」
三王寺「………。」
橋本「……さて、全部明らかになった事だし、本人に聞いて、さっさと終わらせて良いか？」
歌舞谷「え、聞くって何を？」
橋本「何って何だよ？お前ら、河西慎二が自 殺した理由を知りたかったから裁判を終わらせなかったんだろ？ほら、さっさと答えろ讀賣日經。河西慎二が自 殺する事を選んだ理由を」
すると、日經はゆっくりと話し始めた
讀賣「……君達の推理通り、河西は内通者じゃない。君達を攻撃しようともしていない。河西は………本当に優しい奴だ。アイツは本気で僕達を守りたかったんだろうな。まるで……僕達ボイドを守ろうと必死の姉さんみたいに」
前田「ちょ、ちょっと待て！兄貴が僕達を守りたかったなら、どうして僕を攻撃したんだよ！？動力室で兄貴と出くわした時、怖い顔で僕に襲いかかってきたんだ！」
讀賣「その時、僕は気絶していたから詳しくは分からないけど、それも多分お前を守る為だったんじゃないか？」
虹上「？どういう、事ですか？」
讀賣「僕が気を失うまでは、動力室はそれほど酷く破損はしていなかった。河西が機械を壊して火事を起こしたんだとしても、壁や床が崩れる程では無かったと思う。恐らく、動力室の１部が自然と崩れ落ちて、その破損から前田を守る為に飛びかかったんだろうな」
前田「な、何？そんな事……見た訳でも無いんだろ！？」
「でも見た所、動力室の地盤と壁は元から古かった。いつ自然崩壊してもおかしくない状態ではあったよ。それに、ほら空ちゃん。私達が見た時の河西君の状態は？」
空「あ、そうです。確か、河西さんは瓦礫の山の下敷きになっていました。河西さんが前田さんに駆け寄ってきて、その後に瓦礫の下敷きなったという事は……」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 44人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ホルン(プロフ) - mineさん» ありがとうございます！そう言って貰えて、凄く嬉しいです！！一応、私なりに色々な展開を考えているので、引き続きこの小説をよろしくお願いします！ (2022年5月11日 15時) (
レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
mine(プロフ) - コメント失礼いたします。いつも楽しく見ています!!更新楽しみにしております(*^^*)頑張ってください✨ (2022年5月11日 14時) (レス) id: 5d50a221de (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - 乱さん» お久しぶりです！乱さん！コメントありがとうございます！これからも早めに更新出来るように頑張りますので、引き続き読んで下さると嬉しいです！ (2022年5月10日 23時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
乱(プロフ) - お久しぶりです。 続編、おめでとうございます。 (2022年5月10日 22時) (レス) id: 1ce3fcfdb7 (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - YUI*pさん» コメントありがとうございます！そう言って貰えて嬉しいです！！これからも出来る限り早めに更新出来るように頑張りますね！ (2022年5月8日 21時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ホルン | 作成日時：2022年5月2日 13時
