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前田「そ、そんなに琴宮は君達に何も話してないの？何で？」
讀賣「一応、それなりの理由はあるらしいんだけど、その理由はまだ分からない。僕達も勿論、疑問に思って聞いたりはしたけど、いつも上手く誤魔化される」
虹上「………。」
讀賣「それでも僕達が唯一、姉さんについて分かる事。それは姉さんが僕達ボイドの中で誰よりも辛く、苦しい凄惨な過去を抱えているという事だけだよ」
空「え？辛く、苦しい凄惨な過去を？でも、讀賣さんはさっき、琴宮さんの過去は何も知らないと言っていませんでしたか？」
讀賣「過去は知らない。いずれ話すとは言っていたけど、いつもそればかりで、どうしても教えてくれなかったから。でも、日頃の『演技無し』の姉さんを見てきた僕達には分かるんだ。あの人以上に苦しい過去を持っている人は居ないって」
歌舞谷「こ、琴宮が……？」
讀賣「そう。そして、歌舞谷が言った僕達が琴宮の事を姉と呼ぶ理由もそこに入ってくる。僕達はその過去が原因して姉さんの事を名前で呼べないんだ」
河西「ん？どういう事だ？」
讀賣「……呼ぶ理由としては、姉さんに頼まれたから何だけど。過去に自分がした事を目の敵にしている人達がいて、その人達に『琴宮A』という自分の名前を聞かれたくないって」
前田「目の敵にしている人？それが、琴宮が君達に自分を姉と呼ばせる理由なの？」
空「なるほど。だから、讀賣さん達はそれに従って、琴宮さんの事を姉さんと呼ぶんですね」
そう言うと讀賣さんは頷きます
讀賣「それで、次に三王寺だけど。アイツは、、姉さんみたいにたまたま出会って仲間に引き入れた訳じゃない。ある日、姉さんも含めた５人でその人の行方を追い掛けた日々。暫く捜しても、どんな方法を使ってもその人の行方は分からなかった」
虹上「………。」
讀賣「意欲的に同士を集めて、一緒にやって来た所までは良かったけど。どれだけ努力しても、いくら時間をかけても、結果は同じだったんだ」
河西「そ、その人は何をしてる人だったんだ？子供の頃、お前達を助けてくれたって事はボランティアとかそういう方面の人だったんだんじゃないか？」
讀賣「分からない。確かにあの人は僕達を助けてくれた。あの人が居たから、今の僕達が居ると言っても過言じゃないけど……でも。その人が誰で、どうして僕達を助けてくれたのかはまだ、僕達も知らないんだ。しかも僕達はその人の名前すら分からない」
前田「そ、そんな変な人が居るの……？」
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ホルン(プロフ) - コメントありがとうございます！そう言って貰えて嬉しいです！過去についてはこれから少しずつ明かしていく予定なので、早めに更新出来るように頑張りますね (2021年7月4日 8時) (
レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
桜舞 - 更新お疲れ様です！いつも見てました！今回の更新で夢主の事が少し分かって、ドキドキしています！夢主の過去がどんな物なのか、明らかになるのを楽しみにしています！ (2021年7月3日 20時) (レス) id: 1d1a01f580 (このIDを非表示/違反報告)
リリー - 本当にありがとうございます！！かなにじの恋愛待ってます...！！ (2021年6月23日 10時) (レス) id: 3aa7525b41 (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - そうですね。また、話が思い付けば、番外編で入れたいと思います (2021年6月18日 6時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
リリー - そうなんですか！じゃあ、またかなにじ入れてくれると嬉しいです...！ (2021年6月13日 7時) (レス) id: e57997fd00 (このIDを非表示/違反報告)
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