黒幕側の超高校級の？？？【７】

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歌舞谷「っ！それは…」

空「歌舞谷さん。琴宮さんの言う通りです。少しは落ち着いて下さい。ここで貴方まで命を落とす必要は無いんです」

そう言うと歌舞谷さんは涙目で琴宮さんを睨み付けた後に、大人しく自分の席に戻って行きました

奏「ふふ、随分と嫌われましたね？琴宮さん。それで三王寺さんは何故庇ったんですか？やはり、琴宮さんは他のボイドとは違って特別という事でしょうか？」

三王寺「……そうですね。確かに、私にとってお姉さんは特別です。何故なら、彼女は我らがボイドの裏リーダーなのですから！」

全員「！？」

空「裏リーダー……？」

「ちょっと帝。そこまで言う必要は…」

三王寺「ここまでバレてしまった以上、もう隠しておく理由はありません。流石にそれ以上の事は何も言えませんが、その事実位なら皆さんに公開しても今後に何も影響しないでしょう」

「君にとってはね。私にとっては違うんだけど…」

鳳「琴宮がボイドの裏リーダーってどういう事何だ？答えろ！！」

前田「そうだよ。どういう事？
ボイドは三王寺がリーダーだったはずじゃ」

「………。」

三王寺「ふふ、そうですね。皆さんには私がリーダーだとお話しましたが、事実上は私達ボイドを仕切っているのは紛れもなくお姉さんの方なんです」

讀賣「な…、」

奏「何ですって？」

空「琴宮さんがボイドを仕切っている？」

橋本「……なるほどな。だからお前はあの時に黒幕だとカミングアウトした訳だ」

讀賣「？ど、どういう事だよ？カミングアウト？」

橋本「しただろ？忘れたのか？最初の島で、三王寺帝は自分が黒幕だとカミングアウトをした。俺にはその理由がずっと理解出来なかったが……俺達の目を琴宮Aから逸らす目的があったんだとすれば、多少は理解出来るって話だ」

虹上「あ、なるほど。だから三王寺さんは」

橋本「まぁだとしても、俺なら絶対にあの場でカミングアウトはしないけどな」

三王寺「ふふ。それは貴方達が気にする必要はありません。それでは、長話も過ぎましたし、そろそろ始めましょうか」

前田「え？始めるって何を？」

「忘れたの？学級裁判の最後にいつもするでしょう？」

全員「！？」

虹上「い、いつも？それってまさかクロの処刑じゃ」

「勿論。あぁ、でもその前に一応言っておく。今の話は気にしないで。結局この修学旅行の中心にいるのは帝だから。ただ、修学旅行前までボイドに指示を出していたのが私ってだけ」

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