334 ページ44
実際に私と知恵袋さんは全く聞こえませんでした。ではやはり、琴宮さんは
空「全部、想定していたんですか?本当に何もかも…」
三王寺「ふふ、流石はお姉さんですね!これ程の優秀な方が仲間に居てくれて、私は本当に心強いですよ」
河西「……いえ。待って下さい」
前田「兄さん?」
河西「琴宮さん。貴方がそこまでして、自分の正体を俺達にバラしたくなかったのかは分かりません。ですが、貴方はまだ自分の手を汚していないじゃないですか。それでも貴方はまだ、三王寺に味方をするつもり何ですか?」
「!」
歌舞谷「そ、そうよ琴宮!琴宮も幕之内や真行路日と同じで何か事情があってこんな事をしてるんでしょ?じゃなきゃ、あの優しい琴宮が私達を利用する訳ないもの」
空「そうですね。琴宮さん、二番目の島への航海中に約束したじゃないですか。例え私がボイドでも、皆で精一杯仲良くなってボイドから引き抜くと。それは、琴宮さんでも同じです。ボイドから抜けましょう。私達と一緒に……一緒に三王寺さんを倒して下さい…!」
「………こうなる事が分かっていたから正体はバラしたくなかったんだけど」
空「?」
琴宮さんは何かボソッと呟くと、軽めの溜息を着いて口を開きました
「ボイドを抜けて?普通に嫌だけど」
空「え?」
歌舞谷「え……な、何でよ?だって琴宮も」
「残念ながら、私は一や縁間とは違う。私はあの二人みたいに優しくもないし、善人でも無い」
鳳「ぜ、善人?何言ってるんだ!?真行路日は光目を殺した犯罪者で」
「黙って鳳照屋。君達には到底、理解出来ないだろうね?ボイドの、一や縁間の苦しみが。何も知らないくせに、勝手に決め付けないで貰える?あの二人を侮辱する様な言葉は____________私は一切許さないよ」
鳳「!」
鳳さんを睨みながらそう言い放った琴宮さんには、尋常ではない程の『殺意』という物に溢れていました
空「っ!」
これが…本当に琴宮さん?私は今まで恐怖心という物が無かった方だと思います。ですが今。殺意に溢れている彼女を前にして、初めて。私は心から強い恐怖心を抱きました。他の皆さんもそれが恐怖心からなのかは私には分かりませんが、目の前の琴宮さんに対して顔を真っ青にして沈黙を保っています
三王寺「……皆さん。完全に黙り込んでしまいましたね。まぁ、無理もありません。お姉さんがここまで怒る事は滅多にありませんから。鳳さん。今後、そういう話はお姉さんの前ではしない事をお勧めしますよ」
29人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ホルン(プロフ) - 説明が下手で本当にすみません。頑張って下さい! (2021年5月17日 20時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
ふぇるまー - ホルンさん» 教えてくださりありがとうございます!さっそくやってみます! (2021年5月15日 20時) (レス) id: 6452396e63 (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - もし、分からなかったらまたコメントを下さい。私は説明下手ですが、一先ずはふぇるまーさんが分かるまで教えるつもりですから。あ、ですがこの小説を読んでいる人で説明が得意な人は私の代わりに説明してくれると嬉しいです笑 (2021年5月9日 21時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - 次に吹き出しですが、それは上から二番目のトークで設定出来ます。トークの中には上から発言、名前、背景色というのがあると思うので、色は背景色で変えられます。一先ずざっと説明しましたが、、すみません。分かりにくいですね (2021年5月9日 21時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - そこを開くと順番に定形、トーク、デカ文字、、と出てきます。先ずは背景は、その中の上から四番目。テーマ色と書かれたやつですね。それを押すとその特定のページだけのテーマ(背景)を設定する事が出来ますよ (2021年5月9日 21時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ホルン | 作成日時:2021年2月14日 15時