324 ページ34
「流石にそういう訳には。だから、飲むしかなくて。その事実を今更、話すのは気が引けたから黙っていただけ。本当にごめんね」
奏「……では幕之内さんの方はどうなんですか？」
「幕之内君は……私が適任だと思ったから連れて来たんだよ」
空「河西さんよりもですか？」
「そう。確かに、単に力のある方を選ぶなら河西君の方が力もあるし、幕之内君を選ぶのは違和感があるかも知れない。けど、やるのは何も力仕事だけじゃないでしょう？飾り付けとか、他にもやる事は多い。それに何より。私はその時はちょっと河西君を勘違いしていたというか」
河西「か、勘違いですか？」
「その、当初は君の女性に対して焦る姿を見て、てっきり女性と接するのが少し苦手なのかと思っていて。いや、案外間違いじゃないのかも知れないけど」
すると、皆さんは何だか納得した様な感じで頷きました
河西「す、すみません…」
「いや、謝らないで！私の方こそごめん。こんな事にならなかったら言う必要なんて無かったんだけど……これを言うのに気が引けて…言えなくて。本当にごめんね」
歌舞谷「そ、そうね。兎に角、琴宮はそれで幕之内を誘ったのね。本当に良かったわ。ごめん琴宮、奏に言われた時に琴宮の事。少しボイドと疑ったの」
鳳「……ごめん。僕も少し」
河西「わ、私もです」
「大丈夫。そんな思い詰めた顔をする必要は無いよ。これは仕方のない事。私自身も聞いてみれば、疑われる要素ばかりだと思っていたから」
歌舞谷「琴宮…」
……私が間違っていたのでしょうか？やはり、琴宮さんはボイドでは無く、あの時に私が感じた違和感も全ては私の勘違いで、偶然だったのでしょうか？
空「いえ」
そんな訳がありません。琴宮さんが本当にその理由で行動していたなら、疑われた時点でそれを話していたはずです。本人は気が引けて言えなかったと誤魔化していますが、それを踏まえてもやはり変です。という事は今のは琴宮さんが急遽、私と奏さんに対応して考えた言い訳でしょう。ですが、急遽にしてはかなり的確ですね。本当に優秀です。どうしたら……優秀？
空「！……琴宮さん」
「何かな？」
空「その……すみません。私は今、琴宮さんに対して凄く失礼な考えを抱いています」
「え？」
前田「空？」
空「本当に、今パッと思い付いた事なので間違っているかも知れません。ですが、言わないといけない気がするんです。もし間違っていたら、直ぐに反論して下さい。琴宮さん、貴方が…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 29人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ホルン(プロフ) - 説明が下手で本当にすみません。頑張って下さい！ (2021年5月17日 20時) (
レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
ふぇるまー - ホルンさん» 教えてくださりありがとうございます！さっそくやってみます！ (2021年5月15日 20時) (レス) id: 6452396e63 (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - もし、分からなかったらまたコメントを下さい。私は説明下手ですが、一先ずはふぇるまーさんが分かるまで教えるつもりですから。あ、ですがこの小説を読んでいる人で説明が得意な人は私の代わりに説明してくれると嬉しいです笑 (2021年5月9日 21時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - 次に吹き出しですが、それは上から二番目のトークで設定出来ます。トークの中には上から発言、名前、背景色というのがあると思うので、色は背景色で変えられます。一先ずざっと説明しましたが、、すみません。分かりにくいですね (2021年5月9日 21時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - そこを開くと順番に定形、トーク、デカ文字、、と出てきます。先ずは背景は、その中の上から四番目。テーマ色と書かれたやつですね。それを押すとその特定のページだけのテーマ(背景)を設定する事が出来ますよ (2021年5月9日 21時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ホルン | 作成日時：2021年2月14日 15時
