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歌舞谷「あ、そうね。言われてみれば……確かに一つも無かった気がするわ」
虹上「え?そ、そうでしたっけ?僕はあんまり覚えてないです」
空「それなら仕方ありませんが、私は良く覚えています。そして、歌舞谷さんと三王寺さんの言葉を聞いて改めて確信しました。琴宮さん、確か貴方は皆さんが手料理の感想を言い合っている時にこう言っていましたね?『どうしても自分が作る料理は自分好みの味付けになってしまう』と」
「!」
讀賣「……だから何だよ?空。君は結局この話で一体何が言いたいんだ?」
空「分かりませんか?好みの味付けになってしまう料理の中で『苦い料理』は一つもない。この状況が何を表すのか。つまり…琴宮さんは」
甘い料理が得意
苦い料理が作れない
苦い物が苦手←
空「!」
そうです。これで解決できます
空「琴宮さんは______________苦い物が苦手なんです!」
全員「!?」
虹上「え、えぇえええ!?そ、そうなんですか!?」
歌舞谷「で、でも空。本当にそうだとしても、琴宮が苦い物が苦手な事と今嘘を付いている事とは何の関係も」
前田「待って」
鳳「前田?」
前田「……いや。関係あるかも知れない。ほら、琴宮が本当に苦い物が苦手なら、朝食の時に琴宮が珈琲を頼んだ事が矛盾するから」
歌舞谷「あ…」
空「はい。その通りです。琴宮さんは自分が飲みたかったから頼んだと言っていましたが、この事実を踏まえると、琴宮さんが珈琲を飲みたかったはずがありません!」
「っ!」
奏「ふふ。そうなると、琴宮さんが珈琲を頼んだのは別の理由があったと言う事になりますね。わざわざ嘘を付いてまで、隠さなくてはいけない別の理由が」
歌舞谷「そ、それって」
三王寺「いえ、待って下さい。苦い料理が無かったのは琴宮さんが苦い物が苦手と言う訳ではなく、単に材料が無くて作れなかった可能性もあると思いますが」
虹上「あ……確かに言われてみればその可能性も」
鳳「いや、それは無いよ」
空「鳳さん?」
鳳「僕はいつも在庫チェックでマートを確認するから分かる。マートには苦い料理が作れる材料も一通り揃っていたはずだ」
讀賣「だ、だとしても他の可能性もあるかも知れないだろ?琴宮が苦い物が苦手だって結局は空の憶測じゃないか」
空「…いえ。琴宮さんが苦い物が苦手の可能性を表す証拠はまだあります。皆さんにも話しましたよね?今朝の琴宮さんは朝食を食べ終わるのが凄く遅かったんです」
歌舞谷「え?あ、そうね」
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ホルン(プロフ) - 説明が下手で本当にすみません。頑張って下さい! (2021年5月17日 20時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
ふぇるまー - ホルンさん» 教えてくださりありがとうございます!さっそくやってみます! (2021年5月15日 20時) (レス) id: 6452396e63 (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - もし、分からなかったらまたコメントを下さい。私は説明下手ですが、一先ずはふぇるまーさんが分かるまで教えるつもりですから。あ、ですがこの小説を読んでいる人で説明が得意な人は私の代わりに説明してくれると嬉しいです笑 (2021年5月9日 21時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - 次に吹き出しですが、それは上から二番目のトークで設定出来ます。トークの中には上から発言、名前、背景色というのがあると思うので、色は背景色で変えられます。一先ずざっと説明しましたが、、すみません。分かりにくいですね (2021年5月9日 21時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - そこを開くと順番に定形、トーク、デカ文字、、と出てきます。先ずは背景は、その中の上から四番目。テーマ色と書かれたやつですね。それを押すとその特定のページだけのテーマ(背景)を設定する事が出来ますよ (2021年5月9日 21時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ホルン | 作成日時:2021年2月14日 15時