黒幕側の超高校級の？？？【７】

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前田「空？どうしたの？」

空「……琴宮さん」

「何かな？」

空「確認したいのですが、琴宮さんは本当に奏さんの犯行は知らなかったんですよね？珈琲を頼んだのも、自分が飲みたかったから。私を見つけられなかったのも、プールを調べたのも、ゴーストハウスに残ったのも。全て、違う理由から。偶然という事ですよね？」

「？偶然……まぁそうだね。私の主張はさっきの通り私は『音ノ小路奏の犯行を一切知らなかった』から、犯行の邪魔なんて出来る訳がないと言う事だけど」

空「……そうですか。分かりました。琴宮さん、貴方は今______________嘘を、付いていますね？」

全員「！？」

「……嘘？」

歌舞谷「そ、空？」

……これはあくまでもこれは私の憶測です。ですが、可能性は十分に高いでしょう。これがもし、当たっているとすれば琴宮さんは今、私達に嘘を付いています

「空ちゃん？考え中の所、悪いけど。とりあえず説明してくれるかな？嘘って……どういう事？」

空「そのままの意味です。本当に奏さんの犯行を邪魔する為だったのかは分かりませんが、琴宮さんは今、確実に私達に嘘を付いています」

奏「？……何かあるんですか？空さん。そう言い切れる証拠となる物が」

空「あります」

歌舞谷「え！？そ、空！そんな証拠、ある訳」

奏「歌舞谷さん……少し静かにして貰えますか？」

歌舞谷「うっ…」

虹上「で、でも空さん。本当にそんな物があるんですか？さっきまでは、琴宮さんがボイドだと証明出来る物も逆にボイドじゃないと証明出来る物も無いって」

空「いえ、それはありません」

河西「え？な、無いんですか？」

空「はい。琴宮さんをボイドだという証明は残念ですが、今の私には出来ません。私が証明出来るのは単に琴宮さんが今までの発言の中で嘘を付いているという事実だけです」

讀賣「嘘？何だよ？」

鳳「あぁ。僕が聞いた限り、特に不自然な所は無かったと思うけど……一体どんな嘘を付いてるんだ？」

「…私が嘘を付いている前提で会話されるのは何か釈然としないけど、確かにそれは聞いてみたいね。何を持って君は私が嘘を付いていると思ったの？一体、どんな嘘を？」

空「はい。まず、嘘を付いている根拠となったのは、前回の島での出来事です」

前田「前回の島？それって、真行路日が殺人を犯した２番目の島の事？」

空「そうです。その島での出来事を振り返って分かった事なんですが……歌舞谷さんに虹上さん。それと、次いでに三王寺さん」

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