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奏「あぁ、でもそういう事だったんですね。そう考えると今までずっと疑問だった私の全ての謎が解けました。ふふふ、これは流石にお返ししないとならない様ですね」
鳳「お、おい!さっきから何1人でブツブツと言っているんだ!焦らさないで僕達にも教えてくれッ!!」
奏「……そうですね。ですが、その前に三王寺さん。この先、本当に大丈夫なんですか?」
三王寺「はい?何がですか?」
奏「いえ、ボイドという組織も本当に大変だなぁって思いまして。ふふ、本当に知れて良かったです。なので、出来ればこの後に起こる事に貴方は口を挟まずに目を瞑って貰えると助かるのですが」
三王寺「これから起こる事、ですか?言っている意味が良く分かりませんが、一体何をする気なんです?」
奏「ふ、ふふ。ふふふふふ…」
空「あ、あの、奏さん。お願いですから、早く私達にもその紙に書かれている内容を早く教えて下さい」
奏「ふふ、大丈夫ですよ。そんなに急かさなくても分かってますので。とりあえず、先に言っておきますがこれは知恵袋さんの『遺書』です」
河西「え、遺書ですか?知恵袋さんの?」
奏「そうです。知恵袋さんは、このコロシアイ修学旅行で自分がいつ死ぬのか分からない状況だったので、以前から得た情報を記録して持っていた様ですね」
虹上「知恵袋さんが得た情報、ですか?知恵袋さんは僕達の中の誰にもそんな事を教えてくれなかったと思いますけど…?」
空「はい。ですが、彼女は何かが分かったんですね。何故私達にいち早く伝えなかったのかは分かりませんが、一先ずは知恵袋さんは何かを知る事が出来たんです。考えてみれば、3番目の島に到着してからの知恵袋さんの様子は普段とは違い、少し変でしたから」
歌舞谷「そ、そう言えばそうね。確かに知恵袋は昨日の動機が出た時も意味深な事をずっと言ってたわ」
奏「そうですね。これは本当に凄い内容です。こんな事をたった1人で知っていたなんて…」
讀賣「それでどんな内容なんだよ!?良いから、さっさと話せッ!!」
奏「ふふ、ふふふ。残念ですが…」
すると、奏ちゃんは何処からかライターを取り出し、そしてライターの火をつける
奏「この紙切れは」
空「ま、まさか。奏さん、待っ」
空ちゃんのその訴えも虚しく、奏ちゃんはその遺書に向かって火のついたライターを近付け
奏「この紙切れは『私だけが見た』という事で」
______________燃やした
虹上「あ、ああぁあっ!知恵袋さんの遺書が!?」
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ホルン(プロフ) - それは本当にすみません!3章は凄く長くなるので私も出来ればそうしたいんですが、話を全く考えていないのでやっぱり厳しいと思います。ですがもし、思いつく事が出来たらその時は直ぐに書きますね (2021年1月27日 17時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
リリー - ありがとうございます!!3章終わってからじゃないんですね...!頑張ってください!!でも、できれば3章終わった後が良かったです... (2021年1月27日 12時) (レス) id: 47ecc83a1f (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - コメントありがとうございますリリーさん。そうですね、番外編は出来れば四章の何処かで入れようと思っています。まだ、番外編はあまり考えられていないので、時間がかかるかも知れませんが、楽しみにしていてくれると嬉しいです! (2021年1月27日 11時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
リリー - もう3章も終盤にかかってますね...!かなにじが楽しみです!!かなにじに番外編で恋愛してほしい...! (2021年1月24日 13時) (レス) id: 47ecc83a1f (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - そうですね。4章に行くにはもう少しかかりそうですが、頑張って更新して行こうと思います!それとイブさんが言ってくれたので、夢主の誕生日を設定して置きますね! (2021年1月3日 18時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ホルン | 作成日時:2020年12月12日 11時