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橋本「おい、白髪女と紫髪女」
空「はい?」
「何かな?」
橋本「お前ら2人で何とか収捨付けてみろ。この女はいちいち語り出して俺でも手に負えねぇ。お前達はそういうのが得意じゃねぇのか?」
空「いえ、そう言われましても…どうしたら」
「そうだね。このままだと話が進まないし、語り出している内容も内容だから。私もさっきから気分が悪くて仕方なくて……どうにかして止めさせたいとは思っているけど」
奏「ふふ、うぷぷぷぷぷ♡」
「……アレだと流石にね」
空「はい。すみませんが橋本さん。奏さんは私達でも手に負える様な人ではありませんよ」
空ちゃんがそう言うと橋本君は心底面倒くさそうな顔をして黙り始める。他の人達も全員、奏ちゃんから背を向けて沈黙を保っていた。そんな中で
モノクロウ「う、うーむ。それでは」
と、ずっと黙って見ていたモノクロウがようやく口を開く
モノクロウ「そろそろ仕上げに入るか?」
奏「ん?あ、ちょっと待って下さいモノクロウさん。ポケットの中にコレが入っていた事をすっかり忘れていましたね」
そう言うと奏ちゃんは自身のポケットから、一枚の紙を取り出した。あれは
「メモ?いや、手紙かな?」
三王寺「その様ですね。誰からのお手紙ですか?」
奏「さぁ?これは私が知恵袋さんを殺した時に偶然、知恵袋さんのポケットに入っていたのを見つけたんです。何せ私も犯行の準備に忙しくて、内容はまだ読めていなくて」
空「なるほど、知恵袋さんが。ならば、殺される前に誰かに渡すつもりだったのでしょうか?」
……知恵袋雪花が誰かに渡すつもりだった手紙、か。それは大分まずいね。今の現状でボイドにとって不利な情報が書かれている事は明らか。音ノ小路奏がそう簡単に皆に言うとは思えないけど…どうするべきか
そう考えていると、奏ちゃんが口を開く
奏「ふふ。それは分かりませんが、知恵袋さんがこんな物を持っていたという事は。何か私達の誰かに伝えたいメッセージでもあったんじゃないですか?」
讀賣「知恵袋が?よ、読んでみろよ」
奏「では、ちょっと待って下さいね」
そう言うと奏ちゃんはその紙を広げ、先に1人だけ内容を読み始めた。そして…
奏「……これは」
歌舞谷「どうしたの?一体、どんな事が書いてあるのよ?」
奏「ふ、ふふ。これ本当に……ぷぷぷ。ある程度この紙に書かれている内容は予想はしていましたが、まさかこれ程だなんて……これは流石に皆さんに申し訳なくなるんですけど?」
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ホルン(プロフ) - それは本当にすみません!3章は凄く長くなるので私も出来ればそうしたいんですが、話を全く考えていないのでやっぱり厳しいと思います。ですがもし、思いつく事が出来たらその時は直ぐに書きますね (2021年1月27日 17時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
リリー - ありがとうございます!!3章終わってからじゃないんですね...!頑張ってください!!でも、できれば3章終わった後が良かったです... (2021年1月27日 12時) (レス) id: 47ecc83a1f (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - コメントありがとうございますリリーさん。そうですね、番外編は出来れば四章の何処かで入れようと思っています。まだ、番外編はあまり考えられていないので、時間がかかるかも知れませんが、楽しみにしていてくれると嬉しいです! (2021年1月27日 11時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
リリー - もう3章も終盤にかかってますね...!かなにじが楽しみです!!かなにじに番外編で恋愛してほしい...! (2021年1月24日 13時) (レス) id: 47ecc83a1f (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - そうですね。4章に行くにはもう少しかかりそうですが、頑張って更新して行こうと思います!それとイブさんが言ってくれたので、夢主の誕生日を設定して置きますね! (2021年1月3日 18時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ホルン | 作成日時:2020年12月12日 11時