黒幕側の超高校級の？？？【６】

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讀賣「そうだよ。犯人も決まったし、これ以上する事なんて無いだろ？」

空「い、いえ。ですが……お願いします皆さん。もう１度だけ議論してみましょう。私達は今、何か重要な事を見逃したんです」

空ちゃんはそう言って皆に必死に訴え続ける

空「お願いします皆さん。私を信じて下さい。この通りです。どうか、もう１度だけ。もう１度だけ議論をさせて下さい」

歌舞谷「そ、そう言われても…」

「……橋本君。君はどう思う？何か、疑問に思う事はある？ここまで来た上で、更に議論するべき議題が…」

橋本「ある」

虹上「橋本さん！？」

橋本「俺も全部終わったと思っていたが、まだ何かが残ってる。その何かを議論する必要があると思う」

前田「え、何か残ってるって？」

奏「私は延命されるので別に構いませんが、一体何を議論すると言うんですか？」

響「そ、そーちゃん」

空「響さん？」

響「その。奏は、奏は犯人じゃないの？」

空「！いえ、それは分かりません。ですが、このまま裁判を終わってはいけない様な気がします」

響「そ、それなら私はそーちゃんを信じるよ。奏が犯人じゃない可能性があるなら、それに賭けてみたい。奏は……奏は私の妹だから！私は奏を信じる！」

奏「お姉ちゃん…」

歌舞谷「えぇいっ！！私も、分からないけど…空の意見に賛同するわ！」

前田「ぼ、僕も。僕も賛同するよ。別に学級裁判に時間制限がある訳じゃない。いくら話し合っても僕達に何か損はないから、もう少し議論してみよう」

讀賣「いや、時間の無駄だぞ！？僕は君達が何を考えているのかさっぱり分からないよ！」

河西「わ、私もです。これ以上、話し合う事に意味があるとは思えません」

虹上「僕も……です。た、確かに時間制限はないかも知れませんが、僕は出来る限りここには居たくないです。もう、辛くて」

「いろはちゃん…」

モノクロウ「…うーむ。大分意見が真っ二つに割れている様だな。では、そんなお前達にアレを発動させるとしよう」

「アレ……そうだね。これは皆でしっかり話し合いをする必要があると思う。このまま奏ちゃんを犯人として投票するのか、奏ちゃんが犯人じゃないとしてもう一度考え直してみるのか。どちらにするべきなのかは…皆で話し合って決断しよう」

空「分かりました。確かに皆さんが言う様に時間の無駄かも知れません。ですが、この違和感は決して無視していい物ではないと思うんです。相談しましょう」

そう言うと、私達の席が移動した

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