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"明日、12月24日日曜日の予報です。
宮城では各地で大雪みたいですね〜!ホワイトクリスマスになりそうです"
12月23日、夜。
部活から帰ってくると、リビングには徹くんがいた。
『あれ、どうしたの?』
「急にお母ちゃんもお父ちゃんも旅行行くとか言って俺の事置いてったの!酷くない!?したらおじさんとおばさんがうちに来なさいって言ってくれたから」
『そっか、ゆっくりしてって。…お風呂入ってくる』
鞄から洗濯物を出して、部屋着を取る。
ごはんの用意がもうすぐで終わりそうなので、それに合わせて入浴を終えた。
『あれ、なんか豪華じゃない?クリスマス明日でしょ』
「せっかく徹ちゃんが来たんだから〜!徹ちゃんまたかっこよくなったわねぇ」
「いやあ、よく言われますね〜」
久しぶりに過ごす幼なじみとの夜。
部活の疲れも忘れて、私はひと時を楽しんだ。
ごはん食べて歯磨きしてテレビ見て。
そんな当たり前の時間を過ごしていたらあっという間に日付が変わる寸前だ。
「そろそろ俺は帰りますね、お邪魔しました〜」
「徹ちゃんまた来てね」
「は〜い」
『じゃ、またね』
「A、早く寝ろよ〜明日も部活なんでしょ?」
『ん』
扉を開ければぶわっと雪が舞い込んでくる。
徹くんは"うぅ〜、さむ〜"なんて言ってる。
そりゃあ
隣の家とは言っても部屋着一枚じゃ寒いに決まってる。
私は一度リビングに戻ってマフラーを取ってくる。
『ちょっと、いくら隣だからってそれじゃ風邪引くんだから!巻いてあげるからしゃがんで』
「ん〜ありがと〜」
自分のマフラーを彼に巻いて見送る。
明日も部活だ。
早く寝ないと。
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作者名：すみのん。
| 作者ホームページ：https://twitter.com/EnstKuro
作成日時：2017年10月7日 6時
