とってもキチガイな幽霊に取り憑かれた【HQ!!】

参 ページ4

side瀬見









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瀬見｢ほら、起きろよ｣






『んぁー！嫌だー！！今日部活OFFなんだからいいでしょー！！』









朝には弱い。




これは昔からそう。







同じ寮に住んでるから、起こし合うのは当たり前。









やっと、いつも通りのAに戻った。








少しホッとしたのだ。









瀬見｢早く起きねぇと朝飯が無くなんぞっ！｣









ﾊﾞｯと勢いよく、Aの布団を剥いだ。









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Aの目は、いつもの目じゃなかった。







なんか、こう、鋭いっていうか…とにかくAの目じゃない。









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『英太くん、シよ？』









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瀬見｢は？｣









何言ってんだ。と思った時にはもう遅く、急に引っ張られベッドイン。








しかも、英太"くん"って言ったぞ？









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まさかだけど…





いや、それはない……と信じたい。









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『朝からで悪いけど、今はだァれもいないから、好きなだけできるよ……？』









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Aは、完全にAがしない顔をしている。







いやらしいジト目で俺を見つめ、わざとらしく露出しているAの鎖骨。






いや、コイツは"A"なのか……？









もし、もしもだぞ。







あの除霊が効いてなかったら









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『私をもっと愛でて……？英太"くん"？』









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今のAは、Aじゃない。

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