不良と恋しちゃった話《平野紫耀》 (ページ27)

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◎ ページ27

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～宣誓～
【1】柏木Aは二度と平野紫耀と言葉を交わしません
【2】柏木Aは誠実な心で私たちと接します
【3】今後は永愛の気持ちをよく考えて行動します

なにこれ、なんだこれ！！

「この宣誓を絶対破らないでね？」
「じゃあ柏木さん、宣誓するから私に続いて？」

めんどくさっ！
なにこの罰ゲームみたいなの！
早く解放してくださーーーい。

「柏木Aは二度と平野紫耀と言葉を交わしません！」
『…か、柏木Aは二度と平野紫耀と言葉を交わしません』

女子たちの熱いソウルを感じながら
宣誓を繰り返し言わされようやく解放された。

「よっ、お疲れ様！」

親衛隊が去って行ったあと
裏切り者の南々帆が私のもとにやってくる。

『お疲れ様じゃねーよ…』
「えへへ」
『なんでそっち側なわけ？』
「しょうがないじゃん？誘われちゃったんだもん」
『なんかもっと大事なものあるじゃん。この18年間の友情とか！』
「いやそれよりさ、平野と付き合ってないの？」
『え、付き合ってるよ』
「はっ！？嘘ついたの？？？？」
『怖くて思わず(笑)』
「ばかっ、バレた時知らないからね？」
『そこをなんとかするのが親友じゃ』
「絶対無理。アンタより自分の身が大切」
『最低！！！！』
「私より先に彼氏つくったからだし！ザマァ」

廊下で騒いでいると事件の発端であるやつが現れた。

『柏木ここにいたのか』

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