不良と恋しちゃった話《平野紫耀》 (ページ22)

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◎ ページ22

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あの告白事件のせいで、
からかわれる日々は続いていた。

「柏木さんと平野はラブラブだね～」
『ラブラブしてないって！見てたらわかるやろ！』
「どこまでいった？(笑)」
『し、渋谷！渋谷まで遊びに行きました～』
「もうﾔった？？？」
『うるさいねん！！！』

しかし、あまりにからかわれすぎて
私は鬱になりかけていた。

『いつまで続くの？ほんとにやだ。』

と落ち込み思わずつぶやいた。

その翌日からピタリとからかわれなくなったのだ。
当時は[わーい！みんな飽きたのかな！？]と思ったけれど
実は平野が裏で手を回してくれていたのだった。
それを私が知るのは数か月後の事だけど…。

かっこいい。ほんとにやること男前！！
キュンキュンきた！好きが募った！好き！！！

美形で、体格もよくて、社交性もあって
明るくて面白い…スポーツ万能。
まぁ成績は下の下の下の下だったけど
ぶっちゃけ、平野紫耀はモテた。

対する告白された彼女、柏木Aは

「もとからおとなしい子だったけどさらに暗くなったよね」
「てかいつも一人じゃない？」
「柏木さん？…あぁいつも隅にいる」
「平野としかしゃべんないよね」

こんなんだから「釣り合ってない」って思いが自分自身にもあり…。

なんかね、ちょっと反感買っちゃったんじゃないかなーって。
平野を好きな子にいろいろ言われてるんじゃないかなーって。
うすうす、、、いや結構思ってたわけなんですけど。

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