◎ ページ42
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「しゅ、趣味はÅV鑑賞?」
『え!?ちが、違う!違います!それは紫耀の!紫耀の趣味で』
「特技はあえぎ声…」
「彼氏は100人いて毎日ホテル通い…」
慎太郎のやろう…
「100人とかざ、斬新ですね?」
『慎ちゃん!エントリーシートに何かいてるの!?』
「頑張れA!下ネタの女王!行け!」
『ばっかじゃないの?恥ずかしいわ!』
慎ちゃんの耳障りな応援に反論することも出来ず
審査員は着々と進行していく。
「早速歌ってもらうのですが」
「課題曲ではなく替え歌をやっていただけるんですね」
『え!?』
「もちろん振り付きでお願いします」
客席から紫耀と慎ちゃんの笑い声が聞こえる。
あいつら後で…殺ろう。
「では歌っていただきましょう!」
『いや課題曲とか知らないんですけどっ私!えっ!』
なんて言っている間に演奏が始まった。
な、なにこの曲!何の歌!?
どっから歌いだしなのかわからないし!!
え。ここ?ここなの?てかナニコレ…
た、タイミングがわかんないっ
『……ははは〜ん、ふふふ〜ん…』
ハミングしかできなかった…
振り付けも特に思い浮かばないから手拍子をしてみた…
《終了》
『あのえっと、歌詞よりも私の美声を聞けっていうか』
審査員は完全に凍っていた。
「ぎゃはははは」
『はっ、ハミングっwwww』
客席では爆笑する暗殺予定の男子二名がいた。
「やっばウケるwwww」
『ハハハハハwwww』
「ハハハーンフフフーンwwwww」
『あいつなりに必死やねんから笑った、ふふ、アカンてっ笑』
慎ちゃんの笑いは止まらず、紫耀まで一緒に笑い転げている。
『もうやだ!帰りたい!帰る!!!!』
「あはははお疲れA(笑)おもしろかったよ」
『知るか!?』
『久しぶりに腹抱えて笑ったわ〜(笑)』
紫耀もおかしくてたまらないという感じでつづけた。
『バカ!紫耀のバカ!味方だと思ってたのに!』
ひぃひぃと笑い過ぎて出た涙をすくいながら
慎ちゃんは去っていった。
「じゃ、キミタチお幸せにね!」
こうして文化祭は終了した。
『うう、、、悪夢だった』
『お疲れ様(笑)』
『他人事だと思って…』
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作者名:大谷 | 作成日時:2017年10月22日 20時