不良と恋しちゃった話_2 (ページ34)

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『あー可愛い！紫耀、これ私着たらどう？』
『は？』
『萌える？』
『な、なに萌、、、アホｯ///』
『今想像したろ、貢げ？』
『なんやねん！』
『財布忘れました(^^)』

アホか、ってあきれた顔する紫耀。
フッて笑ってもともと払わせるつもりなんてないけどね！
って言ったときにゃ

『私、紫耀と結婚してあげてもいいよ！』

って思わず言ってたよね！！！

『何様！？』
『えへへ』
『ったく、、、ん？』

と、紫耀の視線が壁に注目する。
壁にかかったポスターにはあるウエイトレスの写真が掲載されていた。

『あ、』

人気No.1の表示と共に、可愛いウエイトレス姿の紫耀の元カノ。
美少女の永愛ちゃんの写真がそこにはあった。

『かわいいね、永愛ちゃん』
『…』
『ね？』
『なんかこの教室暑ない？』
『ちょっとなんで無視するの？』
『答えにくいわ！』

さっさと入るぞ！
と進んでいく紫耀に私はぶうぶう言いながらついて行く。

ってあれ。

永愛ちゃんがいるってことはここは
女帝のクラス。

『ま、待って！！！！！無理！』
『は？』

女帝とは飛び蹴り事件以降、露骨なイジメはなくなったものの
廊下ですれ違ったら睨まれるとかしょっちゅうだった。

『だって、じょ、女帝がいるじゃん怖いよ！』

女帝の存在自体がトラウマだった。
私の様子を見た紫耀が躊躇ったように言う。

『…やめとく？』
『うっ、、、』

でもパンケーキ…パフェ…たべ、たい

食い意地＞＞＞女帝

食い意地が女帝に勝った！！！！

きょ、今日は紫耀が一緒だもんね！
きっときっと大丈夫だもんね！

『大丈夫、大丈夫！』
『…ほんまに？』
『うん！もう全然怖くないよ！ほらこの顔見て！』

壁に飾られた女帝の写真を指さす。

『ほら、こんな可愛い恰好してればただの女の子…』

ちらりと写真をも見る。
もう一度見る…見た。

『やっぱ無理！！！！』
『ほら他の店いくで！』
『パンケーキ、、、パフェ、、、』
『諦めろ(笑)』

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