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肆拾陸話 休息 ページ7

「皆さん、飲み物は持ちましたか?それでは、菫さんの肆代目華柱昇格をお祝いしまして、乾杯です」

しのぶさんの乾杯を合図に、周りが一斉に喋り出す。

隣と話す者、お酒を飲む者、凄い勢いでご飯をかき込む者……。

『これは一体……』

そんな中、私はむいくんにしっかり手を握られながら、目の前の景色を呆然と眺めていた。

すみません、右利きなんです。

「柱の誰かが何かおめでたいことをした時、こうして柱同士でお金を出し合ってお祝いするのよ」

それまで一生懸命ご飯を食べていた蜜璃ちゃんが、呆然とする私に教えてくれた。

「菫ちゃん、華柱昇格おめでとう!」
『あ、ありがとう!』
「人の金で食う飯は美味いな」
「うるせェ」
「……不死川、御馳走様だ」
「黙れェ」

えっ、と思い、声のした方を見る。不死川さんと目が合ってしまった。

「なんだァ」
『い、いえ!すみません……』
「……ァ、よォ……」
『……?』
「……まァ、食えよォ」

そう言って、不死川さんは少し微笑んだ。

『……っ!戴きます!』

むいくんの手を解こうと思いながら動かすも、がっちり固定されていて全く抜けない。待ってむいくん、私お腹空いた。

肆拾漆話 炎→←*



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たまごぼーろ(プロフ) - ウォルさん» ありがとうございます!テスト期間中((←ですが頑張ります! (2019年9月8日 21時) (レス) id: 69cc3fb36c (このIDを非表示/違反報告)
ウォル - 続編おめでとうございます!!! 続き楽しみにしてます((o(^∇^)o)) (2019年9月8日 19時) (レス) id: 6d590d31fd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜乃茜 | 作成日時:2019年9月7日 21時

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