黒尾さんの愛を下さいっ！！ (ページ7)

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黒尾さん好きです！7 ページ7

黒尾side

俺が2年とき

後輩に告白をされた

告白って、
緊張するじゃん？
緊張して、顔引きつるし声小さくなるし下向くし

告白ってそんな感じじゃん

なのにあの1年は

大きな声で満面の笑みで自身満々に告白してきた

それが面白くて笑ったのを覚えている

まぁ、当然知らないし振ったけど

それでも懲りずに告白してくるあいつが
俺の毎日の日課になって少し楽しかった

告白されるのは嫌な気分じゃないし

いつも真っ直ぐに愛を伝えてくるあいつが
可愛いと思った

学年が1年上がり
俺は３年になった

インハイ予選敗退

俺らは持っている力を全て出し切っても勝てなかった

春高には必ず行く

その思い出バレーを続けた

バレーを毎日観に来ているあいつが
俺だけを見てると思ってたんだ

でも違って
他のやつと仲良くなるし

楽しそうに話すし

俺のこと好きだったんじゃねぇの？って思った

これは、あれだ

嫉妬ってやつ

嫉妬とバレーで頭はいっぱいになった

俺はあいつを拒絶した

今でも脳裏に浮かぶあいつの今にも泣きそうな苦しそうな顔

あぁ好きな子を傷つけた

それからあいつは俺の所には来なくなった

それが普通だし
そう望んでたはずなのに

何でこんなに苦しいんだろう