黒尾さん好きです!4 ページ4
私は帰宅部だ
まぁ、バレー部を観るっていう部活に入っている
すなわち、黒尾さんのバレー監視部員だ
私も少しは常識があるから
真剣にバレーをしている黒尾さんの邪魔にならないようにそっと覗いてバレーを観る
『....イケメンつらい』
そんな事をほざきながら
あっという間に真っ暗になる
部員達は着替えて出てくる
『黒尾さん、お疲れ様です!一緒に帰りましょう!』
黒尾「......またかよ」
夜久「おー、また来てたのかA!」
『夜久さん!お疲れ様です!今日もキレッキレのレシーブ最高でした!』
夜久さんは嬉しそうに私の頭を撫でる
お兄さん気質なのかな?
リエーフ「俺は?!俺はどうでしたか??Aさん!」
『日に日に上達してるリエーフくん最強〜!』
リエーフ「あざーーーっす!」
黒尾「はぁ....」
また、ため息
私と会うとよくため息をする黒尾さん
初めの頃は笑ってくれてたんだけど
今となっては笑わなくなって
私の告白も無視するようになった
そりゃ毎日しつこいくらい告白してるからね!
嫌になるのもわからん事もない
その気持ちをぐっと抑えて口を開く
『でもでも、黒尾さんがいっちばんかっこよかったですよー!』
黒尾「.....はいはい、研磨帰るぞ」
『あ!待ってくださいよ〜!』
私は駆け足で黒尾さんの方へ向かう
私達の背中を見ながら
海「今日の黒尾、どこか怒ってたように見えたけど」
夜久「あいつも子供だかな〜」
なんて会話
私には聞こえなかった
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作者名:すみれ | 作成日時:2020年9月20日 2時