正反対の私と君。（孤爪研磨） (ページ8)

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放課後、私はいつものようにバイトへ行く為
鞄を持ち孤爪くんに挨拶した

『バイバイ孤爪くん、部活頑張ってね！』

いつもは横にいる孤爪くんも席が離れた為
本人の席まで行ってそう言った

孤爪「うん、Aもバイト頑張ってね」

ヒラヒラと小さく手を振る孤爪くん

ほんと、可愛いしかっこいい
何なのこの人ずるい！
なんて思いながらも私もヒラヒラと手を振ってバイトへ向かった

私は一人暮らしだ
なぜ高校生が一人暮らしなのかというと
両親は共働きで、父は今日本にいなくて
母は出張が多く北海道にいる

なので一人暮らしみたいなもんだ。

バイトをしているのも、1人で寂しく家にいるのが耐えれなかったから
バイトを始めた
何か欲しいとかそうゆうのは無いから基本バイト代は貯金している。

PM21:45バイトが終わり
いつも通りに夜道を歩いて帰る

この時間が私は1番嫌いだ。
４月の夜風はまだ全然冷たくて
足早に家へ向かう

ピロリン

携帯が鳴る

『あ、孤爪くんだ』

孤爪研磨明日、練習試合昼からなんだけど用意とかもあるから9時に迎え行っていい?
A連絡ありがとう!うんお願いします。住所貼っておくね

返信し、また歩き出す

携帯のLINEの孤爪くんのホーム画像
何も設定してなくて、孤爪くんらしさを感じた

声聞きたいな

今何してるかな

寒いから人恋しくなるのか、
夜道が苦手だから誰かと話したいのか

いろんな欲求が溢れてくる

私はスマホの画面を１つ押した