正反対の私と君。（孤爪研磨） (ページ7)

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それから日々はどんどん進んでいき
私達は2年生になった
基本、クラス替えはないが、席替えはある。

今日で孤爪くんの隣の席最後かぁなんて少し寂しく思っていると

孤爪「ねぇ、」

孤爪くんが私に話しかけてきた

『なーに？』

少し落ち込んだ様子で孤爪くんの方を向くと

孤爪「…明後日の土曜日練習試合あるんだけど、観に来ない？」

バレー部の練習試合なんて見たことない私は
急なお誘いにすごく舞い上がった

『いく！絶対いく！ふふ、嬉しい』

いつも以上にハイテンションで喜んでいると

孤爪「ふふ、そんなに喜ばれるとこっちまで嬉しくなる。土曜日迎え行くから、連絡先教えて」

孤爪くんはスマホを出し連絡先を聞いてきた

ずっと交換したかった連絡先を今まで何度とあるチャンスを
無駄にしてきた私に比べて
スマートに聞いてきてくれるあたり
孤爪くんって大人？！と思ってしまうくらい
逞しかった。

連絡先を交換したところで先生が教室に入ってきて席替えが始まり、
私は案の定孤爪くんと席が離れてしまった

だけどそんな事どうでもいいくらい私は
嬉しさと楽しみさで1人で盛り上がっていた。