正反対の私と君。（孤爪研磨） (ページ17)

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孤爪「…はぁ、何してんの2人」

リエーフ「いま、け『ちょ！リエーフ君！』」

私は慌ててリエーフ君の口を手で塞いだ

リエーフ「あ、Aさんの手いい匂いする！」

私は焦りと緊張で、どうしょうもないくらいドキドキしてるのに
呑気にそんな事を、笑いながら話すリエーフ君は将来絶対大物になるんだろうと確信した。

孤爪「….とりあえず、A話あるんだけど。」

とてつもなく怒っている

孤爪くんが怒っている

初めて見る、すごく不安になる、嫌われたかな

私は無言で立ち上がり孤爪くんの後をついて行った

少しして人が周りにいない事を確認した孤爪くんは口を開いた

孤爪「…なんで勝手に食堂行ったの？」

『だから孤爪くん、マネージャーちゃんと話してたし、待ってたんだけど、長くなるかなって思って先に行ったの。』

孤爪「声、かけてくれてもいいじゃん」

そんな事、できるわけないじゃない。
マネージャーちゃんのとこ考えたら
仲良く話してるのに私が割って入るなんて出来るわけがない。

逆にじゃあなんで孤爪くんから私の方に来てくれなかったの。
いろんな嫌な事が頭をよぎる

『どうしてそこまでしなきゃいけないの。』

言ってしまった、言うつもりなんてなかったのに
謝れば済む話だったのに
悔しくて、言ってしまった

孤爪くんはとても驚いたような顔をして
その後すぐにとても悲しそうに下を向いた