正反対の私と君。（孤爪研磨） (ページ16)

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リエーフ「Aさん、もしかして七瀬のこと気にしてます？」

七瀬？誰のこと？

『？』首を傾げると

リエーフ「七瀬梨花、一年の、マネージャーの子っす」

『七瀬梨花ちゃんって言うんだね、名前まで可愛いとか最強かよ！』

リエーフ「はは、まぁ七瀬かわいいですよね、あ、でもAさんもめちゃくちゃかわいいですよ！！」

『はは、付け加えたように言われてもなぁ..』

リエーフ「ほんとですって！Aさんめっちゃかわいい！！」

『わかったわかった、ありがと』

リエーフ「七瀬がマネージャーになった理由って研磨さんに一目惚れしたかららしいですよ。これ秘密なんですけどね」

そんな感じだろうなとは思っていた

でもきちんとマネージャーの仕事するし
文句つける所ひとつもないんだよなぁ。

リエーフ「研磨さんって七瀬のことどう思ってるんだろう？」

『うーーん、でもまぁ』

リエーフ「？」

これはただの嫉妬
先輩のとても大人がないただの醜い嫉妬

　『好きじゃないといいなとは思うよ。』

笑いながら話したつもりだったけど、
その時の私の目は笑っていなかったと思う

リエーフ「Aさんのそうゆうとこ好きです！」

『はは、リエーフ君は直球だなぁ』

そう言って空を眺めていると

リエーフ「あ、噂をしてたら研磨さんだ！」

その声にドキッと心臓が鳴る