正反対の私と君。（孤爪研磨） (ページ14)

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『お昼どうしよう』

食堂開いてるかな？
私は食堂に足を運んだ

カレーや揚げ物のいい匂いが広がる中
食堂はバレー部員が沢山集まっていた。

メニューを見て私は唐揚げ定食にすることにした

お盆を持ってどこの席に座ろうかと空いている席を探していると

黒尾「Aちゃーん！こっちこっち」
と黒尾さんが手招きしてくれて少し心が和らいだ

『声かけてくれてありがとうございます。』

黒尾さんの隣が空いており座らせてもらうと
そのテーブルには音駒のバレー部が沢山座っていた

いろんな人から自己紹介をさせてもらい、
楽しく食事を摂っていると

夜久「でも珍しいよな、研磨が女の子を連れてくるなんて」

黒尾「そう、それずっと気になってたんだけど、Aちゃんってぶっちゃけ研磨の事どー思ってんの？？」

2人はニヤニヤしながら私に聞いてくる

『どうって..た、た、ただの友達ですよ』

夜久「めっちゃ動揺してんじゃんww」

『な、！』

黒尾「入学当時研磨が言ってたんだよ、めちゃめちゃ話しかけてくる人がいるって」

『それ、私じゃないですか』

黒尾「そうそう、最初はそーとー嫌そうに話しててさ〜」

うん、知ってる嫌そうな顔してたもん

黒尾「ゲームに集中したいのに話しかけてくるとか、一方的に話してくるとかw」

そこまで言われると何だか落ち込んでしまう

申し訳ない事しちゃったかなぁ..

黒尾「だけど..「クロ」

黒尾さん言葉を遮るように孤爪くんが食堂にやってきた

孤爪「余計な事言わないで、てゆうかA何で先行くの」

いつもより低い声で少し機嫌が悪いのが分かる。