(黒尾)今日も電車で貴方を見る (ページ1)

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私はA A

高校2年生の東京にある
梟谷学院という高校に通っている。

いつもの電車に6:45に乗り込む

電車ではざっと30分ほど

何でこんなに早く学校に行くのかって？

図書委員と肩書を並べて
本当は貴方を見たくて何本も早い電車に乗る

7:00

ブレザーを着た貴方と金髪の子が乗り込むのを確認して
私は持っていた本に目を落とす

あぁ、今日もカッコいい

平然としたフリをして
私の心の中はリミッターが外れたかのように
気持ちが上がりに上がっている。

どこの席に座るのかなとチラッと目線を送ると

金髪の子目が合った

やばいと思いすぐに視線を外してそっぽを向く

見てたのバレたかな？

私の席からは3メートルほど離れた
向かいの席に腰をかける2人。

今日も、1日頑張れそう。

私はその人よりも
2駅早く降りるため、
時間で例えると15分ほどかな

この時間が私の一番の楽しみで
生きがいだと思うくらい好きだ。

(アナウンス
「次は○○○駅～、○○○駅～、」

楽しい15分なんてあっという間に経つもので

私の降りる駅に到着する

少し小さくため息をついて
鞄を手に取り電車から降りる

ドンっ

人「あ、すみません」

この時間、早いと言えど通勤の人は多く
ぶつかることは多々ある

『こちらこそすみません』

そう言って電車を降りて学校へ向かう

明日も、貴方に会えるかな。