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親の再婚を期に
高校2年生になった私は一人暮らしを始めた。

わざわざ九州から関西に何の用?って感じだけど、
行きたい大学がそこにあるからと言う理由で
遥々やってきました。


稲荷崎高校。
バレーと吹奏楽が有名らしいけど

小さい頃からバスケをしてた私には無縁なわけで、

そんな大きく掲げてある

  バレー部IH出場決定!!

少し稲荷崎高校の生活にも慣れてきた私は
その文字を横目にバイトに向かう。


基本一人暮らしとはいえ、
食費や、日用品等は自分で稼いだお金で買うようにしている。


わがまま言って来たわけだし。



私のバイト先は遠い親戚が長年営んでいる喫茶店。

週に5日、労働時間1日5時間、休みの日は8時間と
中々バイトに打ち込んでお金を稼いでいる。


『お疲れ様です。』

カランと扉を開け挨拶をする。


店主「Aちゃん、学校お疲れ様!今日はお客さん少ないからゆっくりしよう」


いつもニコニコ笑っている店主の高橋さん。

私のお母さんの妹の旦那さんのお父さん?
とかなんとか言ってたかな?


すごく優しくてコーヒーも美味しい。

そんな居心地のいいこの場所が私の第二の居場所なんだなぁとふと思いながら
仕事着に着替える。


今日は暇で特に何もすることがなかったので
試作品を作ったり、装飾を夏模様に変えたりしていた。

楽しい時間はあっという間で、閉店の時間になり片付けをして店を出る。


徒歩で15分程で家に着く。
遠くもなく近くもない距離


家に着き、鍵を開ける。
そういえば忙しかったせいか、
お隣さんに挨拶してないな。

いかん、常識のない事をしてしまったと思い

渡す予定だった小包を持ち隣の家のインターフォンを押す。

ピンポーン

「はい、」

『あ、ちょっと前に隣に引っ越して来たAと申します。迷惑をおかけするかもしれませんが、よろしくお願いします。
大したものではないですが、どうぞ。』

と言うとガチャと扉が開く

角名「こちらこそ、よろしくお願いします。ありがとうございます。」

年上だろうか?すごく落ち着いているその人は
角名倫太郎さんだそうだ。


『挨拶遅くなり申し訳ありません、よろしくお願いします。』

と伝え部屋に戻る。


これが私も角名くんの出会いだった。

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作者名:すみれ | 作成日時:2020年7月1日 1時

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