銀河を駆ける〜from.STARWARS (ページ4)

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平和的交渉ページ4

「特使閣下のご来訪心よりお待ちしておりました。ご案内致します、こちらへ」

プロトコルドロイドが機械的で抑揚のない声で案内をする。机と椅子しかない簡素でシンプルな部屋に通されると

「まもなく主人が参りますので、しばしお待ちを」

とドロイドは去っていった。

「嫌な予感がします」

パダワンのオビ=ワン・ケノービはフードをとるや否や言う。それを見たクワイ=ガンは

「私は何も感じないな」

といつもの癖で顎を触る。Aは

「もっと嫌なものがあると思う。恐ろしい何かがこの先に迫ってる気がしてならないんです」

「不安から目をそらすのだ。我々がいる今にフォースを集中させろ」

「しかし、マスター・ヨーダは未来を見ろと」

「だが、この瞬間をおろそかにしてはならん。リビング・フォースに集中するのだ、若きパダワンよ」

クワイ=ガンはこういうとなにも聞き入れてくれないことをAは知っているのでこれ以上何も言わない。

「はい、マスター。あの通商連合の総督は議長の要求にどう応じるとお考えですか？」

「連中は臆病だ。交渉はすぐに終わる」

Aはため息をつくとフードを被り直す。

「…まだ未来が見えるのか」

「いいえ、未来への不安感ってのは案外拭えなくって…」

マスターヨーダのようになれば話は違うけど、と悪態をつくAをクワイガンは複雑な気持ちで見守る。