銀河を駆ける〜from.STARWARS (ページ25)

今日:12 hit、昨日:23 hit、合計:284 hit

フォースの導き.2 ページ25

「チャートを振り切ってます。2万以上だ、マスターヨーダも負けます」

「どのジェダイもだ」

そういってまた一方的に通信を切られる。クワイガンのこういうところにオビワンは日々悩まされているのだろう、Aはそんなオビワンを見て苦笑いした。

翌日の昼。2人はクワイガンが賭けに勝つかどうかヒヤヒヤしていたがどうやら勝ったらしい。沢山の荷物を持って帰ってきた。

「ご無事でなによりです、マスター」

「必要なパーツはこれで全て揃ったな。私はまだやり残したことがあるからすぐ戻る」

その言葉にオビワンは笑って

「また荷物が一匹増える予感がするのですが？」

何年もクワイガンの元で指導を受けたオビワンはこんなことには慣れてしまっているようだ。Aもその様子を見てフフっと笑う。

「このパーツをもたらしてくれた少年だよ」

Aとオビワンはハイパードライブジェネレーターを組み込む作業に取り掛かり、クワイガンは少年を迎えにまた街へ戻る。

「こんな暑い星とも離れられるね」

「そうですね、でも帰ったら報告書が待ってますよ」

「…言わないで」

女王を安全にコルサントまで送り届けて終わり、という訳では無い。Aはジェダイナイトとしてクワイガンらとどのように任務を遂行したかを報告書にまとめなくてはならない。果てしない仕事にため息が出た。