銀河を駆ける〜from.STARWARS (ページ17)

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ジェダイナイトとパダワンページ17

「いえ、恐縮です」

オビワンはそういうと手を差し伸べる。Aは少し遠慮がちにその手を取り立ち上がる。お互いの体温に少し心が緊張するのがフォースを通してわかる。

Aとオビワンはジェダイナイトとパダワンという関係だが、元々はオビワンの方が先にコルサントへ来て訓練を始めている。イニシエトと呼ばれる訓練生時代は共に切磋琢磨し合ってきた仲だ。

しかし、成長した2人の間に流れるのはかつての同士との再会を懐かしむものでは無い。心が踊り、胸が高鳴る。これはジェダイの掟に反するとAは本能的に察知した。

イニシエト時代からジェダイは厳しい戒律のもとで訓練をする。ジェダイの掟で恋愛は御法度とされている。執着心からダークサイドに落ちてしまうかもしれないからだ。

しかし今、Aもオビワンも互いを意識してしまった。その気まずさからAはそそくさと船へ向かった。

離陸したはいいものの、すぐに船が攻撃に遭ってしまいシールド発生装置が壊れてしまう。
アストロメクドロイドの活躍により何とか切り抜けたがハイパードライブが漏電してしまっているため船が持たないという。

「どこかで船の補給と修理をしなければならないのね」

「ここはどうでしょう、マスター方。タトゥイーンです。通商連合が目もくれない貧しい星です」

「確かか？支配者はハット族」

その言葉に隊長のパナカは顔色を変える。ハット族とはギャング一族で支配者であるジャバ・ザ・ハットは犯罪王兼ギャングスターである。