銀河を駆ける〜from.STARWARS (ページ13)

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大魚ページ13

そんなことを話していると、船がガクンと揺れる。後ろには大魚が大口を開けて船を食わんとしていた。

「この船こういうのに適してないのね」

このボンゴという乗り物、魚に襲われるのを想定してないのか、なかなか振り解けない。

「見て！あのデカい歯！」

ジャージャーは大パニック。慌てふためいていると後ろからさらに大きな魚が現れ、クワイガン達を襲った魚に噛み付いた。

「上には上がいる」

「町に戻ろうよォ」

大魚から逃れ、しばらく水中を進んでいく。

「どこに行くの？」

「心配ない、フォースが導く」

クワイガンの言葉にジャージャーは皮肉っぽく偉大なフォースね、と返す。すると

「パワーが落ちた」

船が運転を停止してしまったのだ。先程魚にやられたのだろう。

「予備装置の出番ね」

Aはメインエンジンの操作盤を開いてバイパスを繋ぎ直す。

「ミーここで死ぬの？」

「落ち着け、大丈夫だ」

「外には怖いモンスター、浸水して沈みかけてんだよ。ユー落ち着いてられるの？」

ジャージャーはそう喚く。慣れない環境に経験したことのない状況に落ち着いていられないという。クワイガンが柔らかいフォースを使ってもパニックになっているジャージャーには効かないようだ。

「あっ、直った」

バチンと火花が散り、エンジンが作動すると目の前にまたしても大魚がそこにいたのだ。

「わぁー！！モンスターも戻った！」