魔法13回目 ページ16
次の日、私達は遊園地にやって来た。結局、あさひちゃんは私のお洋服問題に朝まで悩み、丁度さっき決まったのを急いで着て来たのだ。朝までかかっただけあって、とっても可愛い。だけどねあさひちゃん、これお姉ちゃんに似合ってますか？
「HoHo〜、はじめましてのせんぱいな〜☆春川宙、1年生です！」
「3年の青葉つむぎです〜、いつも夏目くんがお世話になってます」
「センパイはボクの母親か何カ？」
『夏目くんのクラスメイトの正後にいなです。今日は一日よろしくお願いします』
春川くんと青葉先輩、情報は頭に入っているものの、実際に会うのは初めてだ。初対面で遊園地なんて、どんなハードな合コンでも珍しいだろう。もしかして私今、とんでもないことをしているのでは？
「それじゃあにいな、まずはどこに行きたイ？」
『夏目くん、実は私、初遊園地』
本当は小さい頃に一度だけ、かいくんが生まれる前に家族4人できたことがあるのだが、そこだけ記憶が抜き取られたかのように何も覚えていない。「家族4人で遊園地に行った」という情報があるだけだ。
そのため実質、初遊園地。
「そんなにいなせんぱいに、これをプレゼントします！」
『カチューシャ？』
春川くんに渡されたのは、赤い猫耳が付いたカチューシャ。
「この遊園地のマスコットキャラを模したカチューシャですね〜。みんなでつけようと思ってさっき買ったんです」
そう言う青葉先輩は黄色のくま耳、春川くんは黒いウサギ耳、夏目くんは青い犬の耳をつけていた。
『あ、夏目くんもつけるんだ』
「ソラがどうしてもって言うからネ」
『いいじゃん、似合ってるよ、……ふはっ』
「笑いながら言われても嬉しくないんだけド」
「ししょ〜、嬉しそうな〜♪そんな色をしています！」
「夏目くんはユニット練習の時もよく正後さんの話をしますからね〜」
『へぇ？』
それを聞いた私は、にやにやと笑いながら夏目くんの顔を見る。揶揄うつもりで見たのに、夏目くんの顔がうっすら赤いから、なんだかこっちまで少し照れてしまった。
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桜乃茜(プロフ) - リンゴアメ!さん» ありがとうございました！夏夢お幸せに！！ (2020年5月17日 23時) (
レス) id: 5ed7d96c32 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴアメ! - 夏目と夢主ちゃんの恋、永遠に応援してます!!お幸せに!! (2020年5月17日 23時) (レス) id: 4fea662fb0 (このIDを非表示/違反報告)
桜乃茜(プロフ) - ふがしさん» 何度もコメントをいただいてとても嬉しかったです！夏目くんいいですよね〜^ ^最後まで応援ありがとうございました！今後も頑張ります、よろしくお願いします！ (2020年4月17日 14時) (レス) id: 5ed7d96c32 (このIDを非表示/違反報告)
ふがし(プロフ) - 夏目くんと夢主ちゃんを最後まで応援できてよかったです！全部の話が面白かったです。夏目くんはやっぱり最高！！作者さんの違うお話も応援させていただきます^_^ (2020年4月17日 14時) (レス) id: 6aa67785d1 (このIDを非表示/違反報告)
桜乃茜(プロフ) - 雪さん» へああああああ！！すみません、嬉しすぎて昇天しかけてました(( お話はあと少しとなってしまうかもしれませんが、今一度夢主ちゃんと夏目くんの応援を、よろしくお願いします！ありがとうございます！ (2020年4月15日 20時) (レス) id: 5ed7d96c32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜乃茜 | 作成日時：2020年3月26日 12時
