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丗壱話 紛い物 ページ37

「菫!」
『⁉』

ここは、何処だ。

家?私の……。

「菫!ご飯できたよ!」

私のことを呼ぶのは、お母さん……?

『お母さん……?』

ポロポロと私の顔に水が流れる。これは涙か?私の目から出てるの?

「ちょ、どうしたの?」
『……なんでもない。ご飯、楽しみだな〜』



__________________

『あれ、鈴姉(すずねぇ)は?』

ご飯を食べながら、気づく。いつも勝手にご飯を食べに来る従姉妹の姉ちゃんがいない。

「鈴姉?誰、それ」
「ほら、飯が冷めるぞ」

あれ……?確かに、鈴姉って誰だっけ。




__________________

部屋に戻って携帯をいじる。

ネットを見ていると、鬼滅の刃の情報が出てきた。

『そういえば、実は私漫画持ってないんだっけ。鈴姉に貸してもらって……』

ふと、指が止まる。

『鈴姉……?』

思い出せない。誰だったかな。

携帯の画面に、包丁を持った鋼塚さんが炭治郎を追いかける場面が映る。

『嫌……包丁、嫌ぁ……!』

急に包丁に恐怖を感じた。携帯を投げ捨て洗面所に走る。鏡を見ると、今とは違う格好の私が何か必死に叫んでいる。

「……きて。起きて……!」
『な、何……?』
「これは夢!こんなの私の過去じゃない!違うの!全部!鈴姉も、思い出してよ!目を覚まして!」

そうだ。思い出した。全部……。

すると、私の服装が変わった。隊服に、羽織。それと、私の刀。

「あーあ。思い出したんだ」

背後から、お母さんの声。その手には、包丁を持っている。

「なら、もういらないよ」
『……』

私に近づき、お母さんは私の胸に包丁を突き立てる。

血を流し、倒れる。

これが、本当の

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たまごぼーろ(プロフ) - ウォルさん» ありがとうございます!まだ設定しか追加していませんが、もう既に出ているので良かったら是非に……! (2019年9月7日 21時) (レス) id: 69cc3fb36c (このIDを非表示/違反報告)
ウォル - 続編、楽しみにしてます!! (2019年9月7日 18時) (レス) id: 6d590d31fd (このIDを非表示/違反報告)
たまごぼーろ(プロフ) - あいねさん» おお!ありがとうございます!花の呼吸、既に出ていたんですね。失礼しました……。取り敢えず自分なりに少し変えたりして考えてみます。本当にありがとうございました!頑張ります! (2019年7月9日 22時) (レス) id: 69cc3fb36c (このIDを非表示/違反報告)
あいね - 長文失礼しました!お役に立てたのなら幸いです。応援しています、頑張って下さいね! (2019年7月9日 21時) (レス) id: 59d3daabe9 (このIDを非表示/違反報告)
あいね - そして、奥義みたいなもので、目の力を最大限に使い、目が血で赤くなる失明の恐れがある型、終の型ついのかた、彼岸朱眼ひがんしゅがんです。なんでも動体視力を最大限に上げて周りの動きが遅く見える技みたいです。つまり余程の鬼でない限り使わないかと。 (2019年7月9日 21時) (レス) id: 59d3daabe9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たまごぼーろ | 作成日時:2019年6月23日 18時

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