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廿玖話 煉獄さんという人 ページ35

『お久しぶりです煉獄さん。柱補佐の敷屋 菫です。今日はよろしくお願いします!』
「君が菫少女か!合同任務は初めてだったな!煉獄 杏寿郎だ。よろしく頼む!」

うわ、なんか、"少女"ってむず痒いな……。

『あの、少女はやめてください。なんだか体がむずむずします』
「むぅ!よもやよもやだ!では菫と呼ぼう!」

うん、しっくりくる。

「これから向かう列車には、鬼が出るらしい。任務の為赴いた隊員が次々に消息を絶っている。心して取り掛かるぞ!」
『はい!』




_________

「うまい!うまい!うまい!うまい!」

……一体、いくつ目だろうか。

うまいうまいと連呼しながら駅弁をいくつも食べる煉獄さん。瞬きもせずに口を動かしている様は、イケメンだが正直怖い。

「うおおおお!!腹の中だ!!」

その時、列車の入り口の方からすごい叫び声が聞こえた。

「主の腹の中だうぉおお!!戦いの始まりだ!!」
「うるせーよ」

どうやら炭治郎達が来たようだ。伊之助は列車が初めてなんだっけ。あ、炭治郎もか。

「うまい!」
『……』

まだ食ってんすか煉獄さん……。炭治郎達吃驚してますやん。

「うまい!」
「⁉」
「うまい!うまい!うまい!うまい!うまい!」
「あの人が炎柱」
「うまい!」
「うん……」
「ただの食いしん坊じゃなくて?」
「うん……」

炭治郎達が近づいても御構い無しに駅弁を食べ続ける煉獄さんは、最早何かに取り憑かれているのではないだろうか。

「うまい!」
「あの……すみません」
「うまい!」
「れ、煉獄さん」

そして炭治郎に顔を向け一言。

「うまい!」
「あ、それはもう、すごくわかりました」

引かれてますよ、煉獄さん。

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たまごぼーろ(プロフ) - ウォルさん» ありがとうございます!まだ設定しか追加していませんが、もう既に出ているので良かったら是非に……! (2019年9月7日 21時) (レス) id: 69cc3fb36c (このIDを非表示/違反報告)
ウォル - 続編、楽しみにしてます!! (2019年9月7日 18時) (レス) id: 6d590d31fd (このIDを非表示/違反報告)
たまごぼーろ(プロフ) - あいねさん» おお!ありがとうございます!花の呼吸、既に出ていたんですね。失礼しました……。取り敢えず自分なりに少し変えたりして考えてみます。本当にありがとうございました!頑張ります! (2019年7月9日 22時) (レス) id: 69cc3fb36c (このIDを非表示/違反報告)
あいね - 長文失礼しました!お役に立てたのなら幸いです。応援しています、頑張って下さいね! (2019年7月9日 21時) (レス) id: 59d3daabe9 (このIDを非表示/違反報告)
あいね - そして、奥義みたいなもので、目の力を最大限に使い、目が血で赤くなる失明の恐れがある型、終の型ついのかた、彼岸朱眼ひがんしゅがんです。なんでも動体視力を最大限に上げて周りの動きが遅く見える技みたいです。つまり余程の鬼でない限り使わないかと。 (2019年7月9日 21時) (レス) id: 59d3daabe9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たまごぼーろ | 作成日時:2019年6月23日 18時

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