廿陸話 暴れろ京都 ページ32
夜の京都は、とても綺麗だ。
きっと夜でも、人が大勢いるんだろう。だけど、今日は人が全くいない。雛鶴さん達が逃がしてくれたのかな。
なら、思いっきり暴れられる。
「今日は誰が来たかと思ったら、柱の男と、鬼殺隊には見えない女が3人……。くの一かな。それに、稀血の女か。お前は柱じゃないみたいだけど、強そうだね」
『……お前は、黒い。どれだけ人を喰ったんだ』
「そうだね……、佰を数えた頃には、もう」
そう言って鬼は今まで閉じていた目を開け、ニヤリと笑い、呟く。
「十二鬼月になってたかな……?」
華の呼吸 参ノ型 藤ノ雨
すぐに鬼と距離を詰め技を出すも、腕を少し掠っただけ。致命傷は与えられなかった。
『……チッ』
「稀血だからって、調子乗んなよ」
『うるせぇよ、稀血って呼ぶんじゃねぇ!』
どうやら私は、戦う時には口が悪くなるらしい。怒ってるからかな。怒りは揺るぎない原動力になるって、義勇さんも言ってたし。
華の呼吸 伍ノ型 散リ椿
「効かないからね」
瞬間、鬼に腹を思いっきり殴られた。隊服を貫通して直接お腹に鬼の拳が当たる。
「菫!!」
宇髄さんがなんか言うとる……。殴られたところからミシミシと音が鳴る。肋折れてるかも。
あぁ、なんか記憶蘇りそぉ……。腹パンで記憶出てきそうって、どんな前世だったんだ。
『ぐっ……!』
そのまま遠くまで吹っ飛ばされる。すぐにまきをさん達が来て応急処置をしてくれた。
「大丈夫か⁉」
『大丈夫です……。もう行けます、ごほっ』
「血吐いてるじゃないですか!あんな鬼、もう天元様に任せて……!」
確かに、今行っても足手纏いかもしれない。でも、それでも私は
『敷屋 菫は、柱補佐だから……!!』
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たまごぼーろ(プロフ) - ウォルさん» ありがとうございます!まだ設定しか追加していませんが、もう既に出ているので良かったら是非に……! (2019年9月7日 21時) (レス) id: 69cc3fb36c (このIDを非表示/違反報告)
ウォル - 続編、楽しみにしてます!! (2019年9月7日 18時) (レス) id: 6d590d31fd (このIDを非表示/違反報告)
たまごぼーろ(プロフ) - あいねさん» おお!ありがとうございます!花の呼吸、既に出ていたんですね。失礼しました……。取り敢えず自分なりに少し変えたりして考えてみます。本当にありがとうございました!頑張ります! (2019年7月9日 22時) (レス) id: 69cc3fb36c (このIDを非表示/違反報告)
あいね - 長文失礼しました!お役に立てたのなら幸いです。応援しています、頑張って下さいね! (2019年7月9日 21時) (レス) id: 59d3daabe9 (このIDを非表示/違反報告)
あいね - そして、奥義みたいなもので、目の力を最大限に使い、目が血で赤くなる失明の恐れがある型、終の型ついのかた、彼岸朱眼ひがんしゅがんです。なんでも動体視力を最大限に上げて周りの動きが遅く見える技みたいです。つまり余程の鬼でない限り使わないかと。 (2019年7月9日 21時) (レス) id: 59d3daabe9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たまごぼーろ | 作成日時:2019年6月23日 18時