壱話 強くてニューライフ ページ3
前略、喰われそう。
どうしてこうなったかなんて言いたくもない。ただ、耳鳴りがしたから目を開けただけ。
それなのに、なんだこれは。
明らかに人外さんが私のことを涎を垂らしながら見ているではないか。
「お前、【稀血】だなぁ!」
【稀血】だって。
なんだか聞いたことある単語。
もしかしたら、ここは……
「お前、美味そうだなぁ!お前を喰えば、俺も【十二鬼月】になれるかなぁ!」
【十二鬼月】も、聞き覚えがある。
やっぱり、私は。
【鬼滅の刃】の世界線にトリップしてしまったらしい。
……と、そんなことは今重要ではない。いやどちゃくそ興奮状態ですけども!
手前をご覧ください。口の周り涎だらけで大口開けている鬼が見えます。
もし本当に【鬼滅の刃】の世界にいるならば、鬼は日輪刀か太陽の光じゃなきゃ倒せない。因みに私は日輪刀なんて持ってないし、なんなら夜明けもまだ先だ。
詰 み ゲー
「いただきまぁす!」
あ、もうこれ終わったな。
拝啓、お父様、お母様。
この15年間、まあまあ楽しかったよ。ありがとう。
走馬灯が見えた。
そんな時、
「もう!戦うのはやめたのにぃ」
癖のある声が聞こえた途端、鬼の頸が飛んだ。
私の意識は、夜の闇の中に消えていった。
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たまごぼーろ(プロフ) - ウォルさん» ありがとうございます!まだ設定しか追加していませんが、もう既に出ているので良かったら是非に……! (2019年9月7日 21時) (レス) id: 69cc3fb36c (このIDを非表示/違反報告)
ウォル - 続編、楽しみにしてます!! (2019年9月7日 18時) (レス) id: 6d590d31fd (このIDを非表示/違反報告)
たまごぼーろ(プロフ) - あいねさん» おお!ありがとうございます!花の呼吸、既に出ていたんですね。失礼しました……。取り敢えず自分なりに少し変えたりして考えてみます。本当にありがとうございました!頑張ります! (2019年7月9日 22時) (レス) id: 69cc3fb36c (このIDを非表示/違反報告)
あいね - 長文失礼しました!お役に立てたのなら幸いです。応援しています、頑張って下さいね! (2019年7月9日 21時) (レス) id: 59d3daabe9 (このIDを非表示/違反報告)
あいね - そして、奥義みたいなもので、目の力を最大限に使い、目が血で赤くなる失明の恐れがある型、終の型ついのかた、彼岸朱眼ひがんしゅがんです。なんでも動体視力を最大限に上げて周りの動きが遅く見える技みたいです。つまり余程の鬼でない限り使わないかと。 (2019年7月9日 21時) (レス) id: 59d3daabe9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たまごぼーろ | 作成日時:2019年6月23日 18時