拾参話 蜘蛛苦手です ページ17
『うっわぁ……』
無理だよコレ。コレは無理。帰りたい。雰囲気が禍々し過ぎません?目の前の山から黒いオーラが見えます。そもそも蜘蛛苦手ですし。おすし。
「此処ですね。さあ行きましょうか」
『決断がお早いですね……』
「これでも柱なので」
柱の鏡やん……。しのぶパイセン、一生ついて行きます……!
「……」
「あら、冨岡さん。1人で行くんですか?」
「……茶番に付き合ってる暇はない。俺は行く」
義勇さん……。今の会話の何処に茶番要素が……?(正解:菫の心の中)
「それじゃあ、菫さん。ついてきてくださいね」
『は、はい!』
_________________
『うっ、うぇっ……、しのぶさぁん……、何処ですかぁ?』
迷子になりました。
この山にひとりぼっちはヤバイ。今!夜!真っ暗!寂しい!ヤバイ!菫さんピンチすぎる!
なんか蜘蛛がカサカサする度に背筋ぞわわってなりますし!さっきも言った通り、蜘蛛苦手ですし!マジで8本足とか冗談じゃねぇわ!二足歩行しろよ!
「俺、お前みたいな奴とは口利かないからな!!」
いやあああああああ!吃驚するわボケェ!!!
てか誰だよ!誰なんだよホント!急に叫ばないでください!今すぐそちらに向かいます!
声の聞こえた方に走る。本当はめっちゃ怖いけど、"あの子"がいる気がするから。
「でもさァ、俺だって精一杯頑張ってるよ!!なのに最後髪ずる抜けで化け物になんの⁉嘘でしょ⁉嘘すぎじゃない⁉オエッ」
居た。
明るい金髪が目立つ、我妻 善逸だ。
めっちゃ泣いてる。鼻水やべぇ。さっきの私みたいじゃん。
「ぱうっ……」
あ、気絶した。
大丈夫かな。いや、大丈夫じゃないでしょ。
助かるのはわかってるけど、でも、目の前で人が傷つくのは見たくない。
私が、やらないと……!
拾肆話 雷はかっこいいよね。だが蜘蛛は嫌い→←拾弐話 蜘蛛によろしく
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たまごぼーろ(プロフ) - ウォルさん» ありがとうございます!まだ設定しか追加していませんが、もう既に出ているので良かったら是非に……! (2019年9月7日 21時) (レス) id: 69cc3fb36c (このIDを非表示/違反報告)
ウォル - 続編、楽しみにしてます!! (2019年9月7日 18時) (レス) id: 6d590d31fd (このIDを非表示/違反報告)
たまごぼーろ(プロフ) - あいねさん» おお!ありがとうございます!花の呼吸、既に出ていたんですね。失礼しました……。取り敢えず自分なりに少し変えたりして考えてみます。本当にありがとうございました!頑張ります! (2019年7月9日 22時) (レス) id: 69cc3fb36c (このIDを非表示/違反報告)
あいね - 長文失礼しました!お役に立てたのなら幸いです。応援しています、頑張って下さいね! (2019年7月9日 21時) (レス) id: 59d3daabe9 (このIDを非表示/違反報告)
あいね - そして、奥義みたいなもので、目の力を最大限に使い、目が血で赤くなる失明の恐れがある型、終の型ついのかた、彼岸朱眼ひがんしゅがんです。なんでも動体視力を最大限に上げて周りの動きが遅く見える技みたいです。つまり余程の鬼でない限り使わないかと。 (2019年7月9日 21時) (レス) id: 59d3daabe9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たまごぼーろ | 作成日時:2019年6月23日 18時