Q2 アジトの時間 ページ3
A「おっはよ〜。」
キド「トザカ、もう起きたのか。」
A「うん。なんか目が覚めちゃって。」
夢のことは黙っておこう。心配かけたくないし―知られたくないし。
キド 「ん？どうした。トザカ ぼーっとして。」
A「早く起きすぎたかな。まだ、頭が起きてない。」
キド「そうか、ならいいんだが。よし、出来た。」
テーブルの上には、出来立ての目玉焼きとご飯、味噌汁が置かれていた。
A「わぁ〜っ！おいしそうっ。さすがキド！」
キド「い、いいから、早く食べろ。」
あらあら、照れちゃってさぁ。素直に喜べばいいのに。そこが、キドらしいだけどね。
私が朝食を食べ終わる頃、ドアが開いてセトが入ってきた。
セト「おはようっす。トザカは今日も朝練っすか？」
A「うん、そうだよ。セトもバイト？」
セト「そうっすよ。今日は、花屋の仕事っす。」
いつもご苦労様です。朝からバイトと…本当にしっかりしてるよセトは。そろそろ、
準備しなきゃな。
そのとき、またドアが開いてカノが入ってきた。
カノ「おはよう〜。あれ、トザカ今日は妙に、早いね。」
A「カノってば、妙っていうのは、よ・け・い！」
セト「あんまり、大きい声だしちゃいけないっす。まだ、みんな寝てるっす。」
A「ああ、そうだったね。忘れてた。」
カノ「ククッｗｗｗｗ本気にｗｗｗｗしてｗｗｗ冗談なのにｗｗｗｗ」
A「ひどっ！ちょっと、損したぁ…。てか、そんな大きい声だしてた？」
カノ「自覚ｗｗｗｗないのｗｗｗ」
うそ、大きな声出した覚えないんだけど！！
キド「何してるんだ。トザカ、セトそろそろ時間じゃないか？」
あっ！ほんとだ。話しているうちに、めっちゃ時間たってるし。
キド 「二人ともこれ、忘れるな。」
そう言って、弁当を渡してくれた。
セト「じゃあ、行ってくるっす。」
A「いってきま〜す。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：sumi＠すみらら | 作成日時：2015年6月29日 23時
