●航海8 ページ10
side あなた
あぁ。
酷く眩暈がする。
そう感じた時には目の前が真っ暗になっていて、視界の端で彼らの焦る表情が見えたような
次に気づいた時には私はまたベッドに体を預けていた。
あれからまたどれだけ寝てしまったのだろうか。
頭が、、、痛い、、、。
彼らを目の前にしても、あの地図を見てもまだ、私は自分の状況が受け止めきれない。
“好きな漫画の世界が体験できるなんて
楽しいに決まってる！”
それは仮定の話で、実際それが起こった時の気持ちが一緒とは限らない。
これからどうするの？
この船に居座る？
邪魔者以外何者でもない。
どこかの島で暮らす？
今までの常識が何一つないのに？
悶々と考えれば考える程頭が痛くなる。
・・・誰か
『助けて。』
「助けてやるさ。」
誰かがいるなんて頭の片隅にもなかった。
慌てて声のした方を見れば、この船の大頭が背もたれを正面に来るよう片手を乗せて、悪戯の成功した少年のような笑顔でこちらを見ていた。
「わけありなんだろ？
何があったか、なんてのはAが喋りたくなってからでいい。」
『・・・ぇ』
「助けて欲しいなら素直にそう言えばいい。
言っただろ？
“乗りかかった船”だ。」
彼は立ち上がるとベッドの横にしゃがみ、寝たままの私の頭をふわりと大きな手で包む。
『でも、これ以上迷惑なんて・・・っ』
「意外と頑固だな！それに迷惑なんかじゃねぇよ。
俺が勝手にあの日砂浜に１人佇むサキが気になって
勝手に後を追って、勝手に連れ出しただけだ。」
むしろずっとAにお礼が言いたかったんだ、と微笑む彼に頭が混乱する。
「A、
俺が行くまで生きててくれてありがとな。
お陰で助けられた。」
何故、この人はこんなに大きいのだろう。
見ず知らずの女を何故ここまでしてくれるのだろう。
「おいおい！泣くなよ！
可愛い顔が台無しだぞ？」
その言葉があの日の少年に向けられた言葉を彷彿させられついには声を上げて泣いてしまった。
私は今、【ONEPIECE】世界で“生きていている”。
そう、認めた。
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すまま(プロフ) - タクさん» コメントありがとうございます！！そんな、、、！なんて嬉しいお言葉(TдT)イラストまでほめていただけて感激です(*>∀<*)中学の時にヘタクソって言われてから受験そっちのけで練習しました(笑)描けば描くほど上達するので、まだまだ頑張ります(*^^*) (1月18日 0時) (
レス) id: 241d87fe1c (このIDを非表示/違反報告)
すまま(プロフ) - 海月さん» コメントありがとうございます(TдT)だいぶ回復して参りました！メニエール病なのでめまいなどが酷くなかなかパソコンに向き合えず作品が進まず申し訳ないです。挿絵までほめていただけて光栄です(*>∀<*)書きたいものたくさんあるので、頑張ります(*^^*) (1月18日 0時) (レス) id: 241d87fe1c (このIDを非表示/違反報告)
タク(プロフ) - シャンクスの夢小説を見る時は必ずこの小説から読みます！とても面白いです。特に、小説内容ではないですが絵がとても上手くてイラスト付きなのがとても嬉しいです!!どうしたらそんなに上手くなるのか教えて欲しいです！ (12月27日 17時) (レス) @page18 id: fe72dbe904 (このIDを非表示/違反報告)
海月 - 初めてコメントさせていただきます。まずは、作者様のお身体の具合はいかがでしょうか回復をお祈りいたします。そして、こちらのシャンクス、挿絵…大好きです…！何度も読み返して楽しませていただいております。素敵な夢をありがとうございます！ (12月16日 22時) (レス) id: 168fc18605 (このIDを非表示/違反報告)
すまま(プロフ) - なこさん» ありがとうございます(*>∀<*)なんて嬉しいコメントをくださるんですか( ；∀；)本当に何も決めず行き当たりばったりで書いており、作者もどんな流れになるかが毎日わかりません← 再会シーンだけできあがってるので早くそこまで書きたいです( *´艸｀)頑張ります！ (2022年9月30日 17時) (レス) id: 6277eb3c9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すまま | 作成日時：2022年9月16日 1時
