航海41 ページ46
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『どうしたんですか？またシャンクスに怒られますよ？』
「いやぁ。真っ直ぐ行こうと思ったんだけどね
船が見えると思ったらAがいたからさ。」
あれ？なんで名前、、、と思い尋ねれば「内緒ー。」と返された。
「で？
怒られたくはないけど件(くだん)の想い人さんは？
居ないの？」
夜の町を楽しんでるかと、と言えば苦笑うクザンがあー、と納得する。
「俺ぁてっきり、、、。いや、何でもない。」
何かを言いかけては一度頭を振る。
「俺ぁ絶対Aの方がいいと思うのになぁ。
赤髪と気が合わないみたいで残念だ。」
明るくジョークっぽく言ってくれるクザンの言葉に少し胸が軽くなる。
やっぱりクザンは友人にほしくなるな、と思った。
『でもクザンさんとは行けません！』
そう伝えれば「残念だ。」と肩をすぼめ荷物をしっかり担ぎ直すとハンドルを両手で握る。
「じゃあな、A。必ずまた海で会おう。」
『はい！お気をつけて！』
片手をあげると氷の道を伸ばしながら、夜の海へと消えていった。
気持ちが落ち着き部屋に戻ろうとしたが、いつの間にか足は更に奥へと伸びておりシャンクスの部屋の前へとたどり着いていた。
船長室だし、本人不在なのでダメなのはわかってはいたが手は取っ手を掴んでおり扉を開けた。
扉を開ければ月明かりに照らされた室内には灯りはなく、普段とはまた違う雰囲気になっていた。
勿論ベッドを覗いてもそこには誰もおらず、今朝は恥ずかしかった筈の記憶を思い出しては彼の体温が恋しくて仕方なくなる。
ベッドに上がり寝転がると布団からシャンクスの匂いがし彼が包み込んでくれている気がして凄く安心する。
だが、あの温もりは今ここにはなく
あの体を包む温もりも
あの力強い太い腕も
あの包容力ある胸も
あの甘く低い囁きも
あの大きな優しい手も
すべてあの女性達が得られている。
それどころかそれ以上のことも。
そう思うと堪らない。
それは全部自分のものだと泣き喚きたくなってしまう。
帽子をぎゅっと胸元に抱え込んでもそこから返ってくるものは何もない。
あぁ。
会いたい。
シャンクスに会いたい。
今、ここに来てあの腕で抱き締めてほしい。
涙が一筋流れ落ちると月の光が反射させ流れ星のようになる。
願いが叶うのであれば、彼の隣を願いたい。
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すまま(プロフ) - タクさん» コメントありがとうございます！！そんな、、、！なんて嬉しいお言葉(TдT)イラストまでほめていただけて感激です(*>∀<*)中学の時にヘタクソって言われてから受験そっちのけで練習しました(笑)描けば描くほど上達するので、まだまだ頑張ります(*^^*) (1月18日 0時) (
レス) id: 241d87fe1c (このIDを非表示/違反報告)
すまま(プロフ) - 海月さん» コメントありがとうございます(TдT)だいぶ回復して参りました！メニエール病なのでめまいなどが酷くなかなかパソコンに向き合えず作品が進まず申し訳ないです。挿絵までほめていただけて光栄です(*>∀<*)書きたいものたくさんあるので、頑張ります(*^^*) (1月18日 0時) (レス) id: 241d87fe1c (このIDを非表示/違反報告)
タク(プロフ) - シャンクスの夢小説を見る時は必ずこの小説から読みます！とても面白いです。特に、小説内容ではないですが絵がとても上手くてイラスト付きなのがとても嬉しいです!!どうしたらそんなに上手くなるのか教えて欲しいです！ (12月27日 17時) (レス) @page18 id: fe72dbe904 (このIDを非表示/違反報告)
海月 - 初めてコメントさせていただきます。まずは、作者様のお身体の具合はいかがでしょうか回復をお祈りいたします。そして、こちらのシャンクス、挿絵…大好きです…！何度も読み返して楽しませていただいております。素敵な夢をありがとうございます！ (12月16日 22時) (レス) id: 168fc18605 (このIDを非表示/違反報告)
すまま(プロフ) - なこさん» ありがとうございます(*>∀<*)なんて嬉しいコメントをくださるんですか( ；∀；)本当に何も決めず行き当たりばったりで書いており、作者もどんな流れになるかが毎日わかりません← 再会シーンだけできあがってるので早くそこまで書きたいです( *´艸｀)頑張ります！ (2022年9月30日 17時) (レス) id: 6277eb3c9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すまま | 作成日時：2022年9月16日 1時
