●航海9 ページ12
-
あの後船医室へと戻ってきたホンゴウがAがまた熱をぶり返していることにすぐに気付き面会謝絶となった。
体調が戻った時に今までの経緯をすべて話して、今後について彼らと話そう。
熱からの疲れに負け瞼を下ろせば、次に目を覚ましたのは１日半が経過した時分だった。
「はー！
Aは別の世界から来たのか！」
「新世界は本当に何が起こるかわかんねぇな。。。」
Aの体力が回復したタイミングを見計らって、ヤソップも合流し改めてどこから来たのかを訊くと、誰も予想だにしない場所からの来訪者であることを知る。
ニホン、タイヘイヨウ、ダイガク、スマホ
わからない単語が多い上にAが紙に描いてくれた地図も、それらを表す絵も何もわからなかったのが何よりの証拠だ。
最初こそ別の世界だ、と聞いた時には流石に疑ってしまったがここまでのことをこんな数日で考えたんなら凄腕の策士になれそうだ。と思うと馬鹿げた考えであることに気付き失笑し、Aの話を飲み込んだ。
そしてAの今後だが
『どこか安全な島で下ろしてください。』
「よし！このまま一緒に旅をしよう！！」
この２つで見事に対立した。
安全な島で下ろす、はAの提案で賛同者なし
一緒に旅をしよう、はシャンクスの提案で賛同者なし
つまりどっちも不安なのが大多数であった。
「なんでだよ！Aはこの世界を知らねぇんだ！
このままこの船にいた方が安全だろ！」
「「「あぁ。」」」
『でも、このまま船にいても私は戦闘もできませんし足手まといです！
それに女が船に乗るなんてダメですよ！』
「「「いや、足手まといとは思わないが
野郎達が大丈夫かが、、、ね。」」」
「『どっちなんだ？！/ですか？！』」
腕を組み頭を捻るクルーの横でシャンクスとAは「だからぁ！」『でも！』と言い合いを続けている。
敵だぁー！！！
その時、急に船体が大きく揺れベッドに座っていたAの体が大きく前に傾き体勢を崩す。
『わっ！』
それをシャンクスが片手で受け止め自分の胸に抱き込むとAには視線をやらずそのまま皆に指示を出す。
「甲板で向かい打て！誰も船内にいれるんじゃねぇぞ！」
おー！っと皆が先に甲板へと向かうとAを診察台の下に、下ろし頭の上から自分のマントで覆い隠す。
「ここに隠れててくれるか？すぐ戻る。」
頭に温かい何かが乗るとシャンクスは船室を出ていった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 508人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すまま(プロフ) - タクさん» コメントありがとうございます！！そんな、、、！なんて嬉しいお言葉(TдT)イラストまでほめていただけて感激です(*>∀<*)中学の時にヘタクソって言われてから受験そっちのけで練習しました(笑)描けば描くほど上達するので、まだまだ頑張ります(*^^*) (1月18日 0時) (
レス) id: 241d87fe1c (このIDを非表示/違反報告)
すまま(プロフ) - 海月さん» コメントありがとうございます(TдT)だいぶ回復して参りました！メニエール病なのでめまいなどが酷くなかなかパソコンに向き合えず作品が進まず申し訳ないです。挿絵までほめていただけて光栄です(*>∀<*)書きたいものたくさんあるので、頑張ります(*^^*) (1月18日 0時) (レス) id: 241d87fe1c (このIDを非表示/違反報告)
タク(プロフ) - シャンクスの夢小説を見る時は必ずこの小説から読みます！とても面白いです。特に、小説内容ではないですが絵がとても上手くてイラスト付きなのがとても嬉しいです!!どうしたらそんなに上手くなるのか教えて欲しいです！ (12月27日 17時) (レス) @page18 id: fe72dbe904 (このIDを非表示/違反報告)
海月 - 初めてコメントさせていただきます。まずは、作者様のお身体の具合はいかがでしょうか回復をお祈りいたします。そして、こちらのシャンクス、挿絵…大好きです…！何度も読み返して楽しませていただいております。素敵な夢をありがとうございます！ (12月16日 22時) (レス) id: 168fc18605 (このIDを非表示/違反報告)
すまま(プロフ) - なこさん» ありがとうございます(*>∀<*)なんて嬉しいコメントをくださるんですか( ；∀；)本当に何も決めず行き当たりばったりで書いており、作者もどんな流れになるかが毎日わかりません← 再会シーンだけできあがってるので早くそこまで書きたいです( *´艸｀)頑張ります！ (2022年9月30日 17時) (レス) id: 6277eb3c9f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すまま | 作成日時：2022年9月16日 1時
