五十八話 ページ32
メ「いんちょはいつも、大図書館に居るんだ」
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めんどくさそうに、メイが呟いた。
場所が解るんなら、別にめんどくさがる必要ないんじゃ…
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ソ「ただの図書館じゃない。大図書館なんだよ！」
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ソラがうんざりしながら叫ぶ。
………。大分読めた。
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今歩いてる、赤絨毯がひかれた広い廊下から、
想像したいよーな、嫌、したくないよーな…途轍もない、想像していた。
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ソ「でも、いんちょ見つけないと全員集められないし…はぁ…」
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ため息を吐きながら、廊下の端のドアへと辿り着く。
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メ「……。零ちゃん。けしてドアの向こうを見ちゃっても、心を折れてはいけないよ？」
ソ「それは不可能だね。僕だって毎回心が折れる」
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かっこいいセリフを台無しにしているソラをポンとメイが叩く。
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メ「はぁー。それじゃ、行きますかっ」
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また息を吐いて、ドアに手を掛ける。
……。そんな疲れるのかよ。
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俺はまだ知らなかったんだ。どんなにドアの向こうが恐ろしいかなんて。
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ソ「最高記録は8時間48分。この時はモノクロ兄弟も一緒だったから…倍以上かかるね」
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528分…17時間36分だよな…
数学…いや、算数さえも苦手な俺は、大量に数式を浮かべながら、ドアの向こうへ踏み出した。
ラッキーアイテム
革ベルト
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ノア - さくさん！面白い小説ですね！(*^^*) (2015年5月27日 20時) (
レス) id: 86ebcd9821 (このIDを非表示/違反報告)
さく。(プロフ) - 了解です！ (2013年5月12日 21時) (レス) id: 639b9f1bb2 (このIDを非表示/違反報告)
さちほ(プロフ) - じゃ勝手に決めて下さい (2013年5月12日 21時) (レス) id: 37706a3d9b (このIDを非表示/違反報告)
さく。(プロフ) - メイは被ってまして…すいません！ (2013年5月12日 20時) (レス) id: 639b9f1bb2 (このIDを非表示/違反報告)
さく。(プロフ) - リョーカイです( ´ ▽ ` )ﾉありがとうございましたー。 (2013年5月3日 22時) (レス) id: 639b9f1bb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さく。 | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/ayaka-inazuma/
作成日時：2012年4月2日 22時
