きらわれもの ページ42
「……かんがえろ」
『え？』
「お前にわかるはずだよ。答えるためのピースは揃ってる。あとは当てはめていくだけだ」
『あてはめる？』
「パズルと同じさ。ピースは全てある。だが当てはめる場所は分からない……お前は今そんな状況だ。つまり、何も知らないんだ。何も出来てないんだよ」
『私は、まだ何も進んでなかったということ？入学した時から、なにも』
「そういうこと。あと、一つ教えてやろう」
『なに？』
「暴いて見せろ、この幻覚を。幸せな真実を。
大切な人を守るために、大切な人を殺 せ！」
そういって、俺は消えていく。それと同時に私は現実世界へと意識を戻す。
私はその状況を見て目が飛び出るほど驚いてしまう。
何故なら、昔の家があるからだ。
両親も優しくて、私達三姉妹がいる。
現実にはなかったifの世界。
パラレルワールドということなのだろうか
私の手を妹たちが引いていく。
これは幻覚だろう
直ぐにわかったけど
『少しだけなら、夢を見てもいいじゃないか』
私だって、この世界を望んでた
神威「お姉ちゃん、早く早く！」
神無「神威、待ってよ！」
この2人は双子で、神威が姉だ。
母「あらあら。仲良しなのね、3人とも。」
父「さあ、今日は何をして遊ぶかい？」
神威「お外の天気がいいから、なにかお外で遊べるのがいいな！」
神無「私もー！」
母「ふふ、じゃあそうしましょうか。Aはどうかしら？」
『神威たちが楽しくできるなら、なんでもいいよ』
父「はは、流石姉ちゃんだ！だがたまには自分の考えを言ってもいいんだからな？」
豪快に笑う父と、優雅に笑う母。
楽しそうにキャッキャと笑っている妹たち。
『大丈夫ですよお父様。じゃあ何がしたい？神威、神無』
神威,神無「おにごっこ！」
『うん、じゃあそうするか！』
ニッと笑ってみせる私
でも、何か忘れてる気がして
……＿＿さん
……＿＿＿＿にいさん
……＿＿か＿＿兄様
違う。私達に、兄はいない。
母「どうしたの、A？」
『なんでもないよ。俺が兄だったら、どうなっていたのかなって。じゃあお母様、お父様。そこの公園に行ってきます』
父「おう！けがをしないようにするんだぞ」
母「帰ったら夕食にしましょうね」
「『はーい！』」
こんなに笑っていていいのだろうか
何を忘れている？
頭の中のもやもやが取れないまま今日を過ごす
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ぐだ子 - 煌蘭さん» 本当にありがとうございます！2日に1度は更新できるよう、頑張りますね！他の方々に比べれば、とても駄作ですがこれからもよろしくお願いします！ (2019年1月4日 20時) (
レス) id: 9d73ceb014 (このIDを非表示/違反報告)
煌蘭 - 過去の内容も濃いし、ギャグの所もとても面白かったです！これからも更新頑張ってください (2019年1月4日 9時) (レス) id: 35685dd061 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぐだ子 | 作成日時：2019年1月3日 20時
