【呪術廻戦】宿儺推しによる宿儺推しのための宿儺だけの反応集2【両面宿儺】

〜作者の妄想短編〜今更の続編祝いだよ！ ページ25

今、私は生得領域で、その持ち主である呪い王に土下座をしたまま動けないでいる。蛇に睨まれた蛙とは、まさにこのことだと身をもって知った



「して……お前の役割はなんだったか」


『はい、宿儺様の好奇である伏黒恵の一日の行動の報告と護衛……です』


「その通りだ。……さて、伏黒恵が呪霊に襲われたことの説明をしてもらおうか」


『いやマジですみませんでしたぁぁぁぁぁ！！！』



地面というか…水面に擦り付けていた頭を片手で持ち上げられ、呪いの王＿＿両面宿儺に説明を求められる。頭蓋骨がミシミシと音を立てる中、必死に謝罪と状況説明のために私は口を動かす



なにこの伏黒ガチ勢野郎＿＿いや、宿儺Ｐは！？ 怪我させずに守れとか無理に決まってんだろっ！？ 呪術師に怪我は付き物だし…あいたたたぁ！！ 頭が、割れるっ！！



何故こうなったかは、言ってしまえば生まれつきのせいだ。生まれ持った術式のせいで何故か宿儺の生得領域内に干渉ができた。そこに目をつけた宿儺は、何故か私に同級生の伏黒の毎日の行動報告と護衛を命令したのだ



ここまで説明すれば分かるだろう。今回の伏黒との合同任務で伏黒は怪我をしてしまったのだ。そんな訳で、推しを傷付けられたせいで絶賛激おこプンプン丸の宿儺Ｐに呼び出しを喰らったわけだ



怪我の内容は、耳内部の損傷。伏黒は小型の呪霊に耳の中に入られたのだ。脳に行く前に取り出して祓えたはいいものの、鼓膜やらがズタボロだった



家入さんに治療をしてもらう前は耳が完全に聞こえなくなっていたので、治してもらった後。後遺症が残らなくて本当に安心した



『……ということです。後遺症も残らないのでそろそろ頭から手を離し＿＿わぁっ！？』



伏黒が怪我をした経緯とその後のことを話した私は、未だ掴まれている頭を離すようにお願いしようとすると、突然に手が離されバシャンと水面に尻餅をつく



水面に座ったままでいると、宿儺の長い爪を持った手で私の耳を触られ、思わず小さい悲鳴が漏れる



「阿呆な小娘に聞くが、護衛で怪我を負わせたらどうなるんだったか……覚えているな」


『は、はい。怪我をさせたら、同じ部位に仕置きをする……で、ですよね？』



疑問符すらつけない宿儺の圧にビクビクと怯えながら答えると、宿儺は「良い良い、阿呆のくせによく覚えているなぁ」と私の耳を撫でる



目が笑ってないし、副音声で《覚えているのに怪我させやがって》と聞こえる気がする。めちゃ怖い

続き※作者の性癖が現れてるので注意→←自傷行為がバレてみた(リク

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